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コンデジでもそれなりに月を撮る方法

中秋の名月撮ったった(*゜▽゜*)♪

コンデジで月を撮ってみる
コンデジだと望遠の能力とかたかが知れてるし、一眼+望遠レンズのようにピントがピシャっと合ったシャープな絵になるとはいえないですけど、けっこう「それなり」のお月様が撮れますよ。
ぼんやりはしてますけど、クレーターとかも見えるし兎もいます、こんな感じ。

中秋の名月

ちょうどスーパームーンだし、大きくてものすごく明るい。
コンデジはお手軽だけど、夜空に明るい月が出ているのを「オート」で撮っちゃダメ。
オートだとこんなことになっちゃいます。
もうね、水木しげる先生の漫画かと。

オートで撮った満月

あと、夜だし、夜景だからってことで「夜景モード」とかで撮ったらもっとダメ。
夜景モードだと光を明るく写そうとする自動補正でこんなことになっちゃいます。

夜景モードで撮った満月

もうね、魔界の入り口かと、アフォかと。


 

撮り方
ISO、F値 シャッタースピードが触れる比較的最近のコンデジの場合
いつも iA のお任せで撮っているとなかなか出番がないのがコンデジのマニュアルですけど、こういう時にこそ役に立ちます。

・ISO の数字を上げる
ISO をオートにしたらうまくいきませんでした、ISO の数字を 400 から 800程度にします。
ISO、なんだかよくわかんないですよね?、シャッタースピードを一定にしてある場合、ISO の数字を上げるごとに画像が明るくなります、もともとフィルムの光に対する感度を増減させる役割のようなものです、そのかわり、上げると比例して絵が粗れやすくなります。
※下で紹介している富士フイルムの推奨では ISO 100 です。(ISO 400 から 800 でまるでダメな結果になる機種なら ISO 100 が手堅いです)
※オートにしていると、ISO の数字を上げると勝手にシャッタースピードも速くなったりするので、カメラは「マニュアルモード」をはじめに選んでおきます。

・F値の数字を上げる
F値を 8.0 にします、あえて大きめにしておきます。
F値(絞り)の数字が小さい(絞り開放側と呼びます)ほどレンズを通る光量が多くなり、その分シャッタースピードを速くできます。
周りに明かりがない夜の空に月だけが明るいわけなので、レンズを通る光量を積極的に減らさないと真っ白けの丸っぽいものになります。
たぶん安価なコンデジだと F値 8.0 が一番大きい数字にちかいと思います。

・シャッタースピードを上げる
シャッタースピードは 1/800 くらいがちょうどいいと思います。(思うだけで、ブレさせたくない目的です。それで適正露出になっているかどうかは環境条件や被写体の状態にもよりけりなので、だいたいはもっと遅くて大丈夫です)
※下で紹介している富士フイルムの推奨ではシャッタースピード 1/125 です。もし 1/800 で暗い絵しか撮れないならシャッタースピード 1/125 あたりが手堅いです。

シャッタースピードを遅くすると、光が撮像素子にあたる時間は長くなり、その分きっちり明るくなります。
そのかわり露出時間(シャッターが開いている時間)が長くなるのでしっかり固定できていないとブレやすい。
1/1600(速すぎ)だとこんな感じになります、1/800 と比べてずいぶん暗くなります。
周りが暗くて月が大きくてものすごい明るい状態でこれ。
こうなると後から画像を補正できる環境を持ってないと暗いですよね、でも補正するにも限度があるし、元が少しでもマシなのにこしたことはないのでこれではダメ。

1/1600

機種によっては ISO と シャッタースピードの組み合わせはもう少しアレンジできるかも。
ズームすればするだけブレやすいのを最大ズームにして撮るので、ブレたらおしまいなのであとはぶれないように三脚などにキッチリ固定して撮ると OK。
ただ距離からして一脚ではちょっと厳しいと思います。光学式手ブレ補正機構内蔵レンズとか5軸センサー付きでブレない動画撮影とかついてる最近の機種ならなんと手持ちで大丈夫です、最近のコンデジすごいですね。

手ブレ補正機構が付いてない場合で三脚もない時は、何でもいいので台になるものと、ビニール袋などにお米を 1.5Kg ほど詰めたまくら袋を用意し、その上にカメラを置いて固定し、ズームを最大にしてピントを合わせて置き、指でシャッターを押さずにカメラは手でしっかり固定しておいて、シャッターはセルフタイマーを使い、ぶれないように撮ります。

測光方式
月だけをまん中に納めて撮るのだし、測光方式が選べるものは20何点分割測光とか周りは闇なので意味がないし、闇の空間にピントが合うわけないので、中央重点測光か、ど真ん中ピンポイントのスポット測光を選んでおきます、inaliの場合はだいたいいつも中央重点測光なのでそのままで撮りました。

AFエリア
オートフォーカスエリアが選べる場合、まん中の被写体だけしっかり撮れたらいいので、AFエリアを一点に設定しておきます。

ホワイトバランス
あと、変に色味が付いて青や黄色や赤っぽくなるのもアレなので、ホワイトバランスだけはオートのままにしておきました。
これで一番上のような月が撮れます。
RAW データを保存できる機種は後からホワイトバランスを変えて現像できるので、RAW で撮るならあんま気にしないで OK

フラッシュ
フラッシュの光なんて月まで絶対届きませんし、カメラの周りの余計なものが明るくなるので切りにしておきます。

ちなみに一番上の写真の設定は ISO800 F8.0 シャッタースピード 1/1000 でした。
ISO 400 にしてシャッタースピード 1/800 くらいにした方がきれいかもしれないです。
でも実際の明るさって環境やタイミングによってまちまちのはずだし、これで絶対にこうなるとはいえないので F値以外の組み合わせを何通りか試してみてください。
さらに ISO を下げたほうがきれいかもしれないです。

超解像ズーム
もしカメラに超解像ズーム機能が付いてる機種なら ON にしておきます。
inali の最近購入した Panasonic の TZ60 はデフォルトのままでは切りになっていました。
でも「デジタルズーム」はピクセルが大きくなって汚いだけなので使いません。

去年のいつだったか満月の日、チープな IXY で撮ったのはこんな感じ。
ズームの機能とか画素数が今のデジカメとはだいぶ違うので、最大ズームでこのサイズにしかできないんですけど、チープなコンデジでも月の様子がなんとなくわかるレベルには撮ることができました。

Canon IXYの安いので撮った月

使ったのはこれ、名前は忘れたけど白い方の IXY

IXY

ちょっとこましなコンデジや一眼を持っている人はここがすごい参考になります。
http://photo-studio9.com/moon_photo/
【完全保存版】手持ちのカメラで月をキレイに撮影する方法![満月から三日月まで]

チープなデジカメの場合はこっちがすごい参考になります。
http://nanapi.jp/27254/
普通のデジカメで月をキレイに撮影する方法(三脚無しでもOK)

あと、inali がやったのとだいぶ設定値が違うんですが、富士フイルムも詳しく書いてくれてます。
この設定が無難なのかも。
http://fujifilm.jp/support/information/moon/
月の写真にチャレンジしてみませんか?

富士フイルムの場合、ISO 100、F8.0、シャッタースピード1/125。
月に赤みがかっているのはホワイトバランスの設定で変えられます。
満月では難しいけど、欠けた半月なんかを撮影すると、影との境目あたりにクレーターが見えたりしてカッコいいですね。

自然科学研究機構 国立天文台の天文情報センター暦計算室によると、今日の京都の月の出は 18時12分、日の入りが18時13分、月の入りは5時26分。
今日の月もまだ満月に近いかたちをしているだろうし、きっときれいだと思います。

今日のお天気は曇りって予報みたいですけど、いますごく明るいし、他にも全国的に晴れが多いみたいなので、夜も雲の切れ目を狙って撮影することも出来そうな感じですよ。

追記:新たにわかった撮り方決定版!
EX光学ズームで300万画素エリアだけを使いさらにズームアップ
有効画素数1810万画素センサーの300万画素エリアだけを使い、画角を狭め300万画素の画像として出力、24mm時の画像に対して、71.7倍まで高画質のままズームできるのが Panasonic の TZ60 でした!

被写体にグッと寄れる光学ズーム。画質を落とさず、もう少しアップにするときは、EX光学ズーム※3。最大画像サイズで記録したものから、中心部を切り出す(記録画素数を下げる)ことでズームアップ効果が得られます。
●デジタルズームでは倍率は伸びますが画質は劣化します。
286倍
http://panasonic.jp/dc/tz60/zoom_ois.html

EX光学ズームで71.7倍!
さらにデジタルズームを使えば、最大286倍(3M時)までズームできるんです。
できるんです!、なんと 286倍、2回いいました。
でもデジタルズームは使わない、使うにしてもEX光学ズーム71.7倍だけのお約束。
(でもEX光学ズーム71.7倍にすると、月が大きすぎて撮れる範囲からはみ出すので、結局いっぱいいっぱいで 63〜64倍ってところかも)

…ってことで、撮った時間帯がだいぶ違いますけど、画像の大きさを 3M に下げて、今出ている月を玄関から手持ちでチャレンジしてみたところ、昨日よりいいじゃん!

富士フイルムの推奨してる、ISO100/F8.0/シャッタースピード1/125 がこれ。
ISO100/F8.0/1/125
昨日、きれいかもしれないと言っていた ISO400/F8.0/シャッタースピード1/800 がこれ。
ISO400/F8.0/1/800
昨日うまいこと行った一番上のセッティング ISO800/F8.0/シャッタースピード1/1000 がこれ、いや、これが一番ダメじゃん!、暗い、ザラザラ。
しかもシャッタースピードが一番速いのに動いてブレちゃって失敗…。

ISO800/F8.0/1/1000

でも、コンデジでもここまでできる、すごい!
ってことで、ロケーションによって結果が違うので、何がベストとは決めつけにくいです。
やっぱり必ず「何通りかのセッティング」を試してみてください、ごめんなさい。

コントラストを後処理するとモアベター
後処理でコントラストだけ自動処理するとこうなります、コンデジでここまで表現できたら(一眼とか持ってないけど)自分の中ではすごい!って思いました。
まあこれは jpg をちょろっと触っただけですけど。

ISO100/F8.0/1/125、コントラスト
ISO400/F8.0/1/800、コントラスト

きれいな月が撮れるチャンス(*゜▽゜*)♪

番外編
自動処理なんて白飛んだりしてイマイチじゃん?って思う人は、ここまでできたら色やディテールにもう少しこだわってみたくなりますよね?
そこで Adobe® Photoshop® CC、Photoshop® CS や、Photoshop® Elements などがあれば簡単に好みの雰囲気に仕上げることができます。
Photoshop Elements は Camera Raw ファイルにも対応しています。

Adobe Elements14
「Adobe Elements14」シリーズキャンペーン(30%OFF)
対象期間:2015年10月30日(金)0時00分 から 2015年11月27日(金)23時59分(日本時間)

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Elements はライトに写真を弄るのにちょうどいい機能と価格帯だし、持ってていいかも。

Photoshop® CS で jpg の場合
写真を開いて「イメージ」→「色調補正」→「白黒」を選びます。

Photoshop

白黒のパネルが開くので、好みにセッティングします。
レッド系やイエロー系を触ると、見えていなかったクレーターの影なども若干ハッキリ見せたりできることもあるので、触ってみてください。
レンズの収差でイエロー系、青系(青っぽく見えてるところの色は本当はシアン系の色なので、この場合シアンとイエロー系を下げてみるという感じの使い方です)の色がついてしまっている箇所もついでに誤摩化せますし、便利。

月そのものにちょっと色を付けてみたい場合、一番下の「着色」のところで「色相」を選んで、色の彩度を決定します。

アドビ Psでプロセッシング

上のセッティングでできたのがこんな感じになります。
大きく触らなくても元の写真よりもちょっとエンハンスが効いて、ソリッドな感じも演出できますよね、後はシャープをかけてフェードしたりボカしたりなんかもできるのでよかったら使ってみてください。

出来上がり

コンデジでも RAW データを保存できる機種は、RAW にはカメラでの画像処理がおこなわれていない生データとして記録されているので、SILKYPIX Developer Studio SE などを使って撮影後のホワイトバランスの修正など高度な編集がおこなえます。

SILKYPIX Developer Studio SE

SILKYPIX は Windows版 / Mac OS版 も用意されています。

マニアックに弄るなら、Photoshop Lightroom 5 がおすすめ。
カメラ機種を選ばない RAW 現像、高度な修正ブラシ、Upright テクノロジー、露光量などの階調調整を写真の特定領域に放射状に適用する円形フィルター、逆光で潰れてしまったシャドウ部と明るすぎて白飛びしてしまったハイライト部を個別に補正できるハイライト・シャドウの復元、高精度なノイズ低減、スライドショーや共有、高品質なプリントなどなど、フォトグラファーのニーズに応える、写真を極めるためのツールがすべて揃った多彩な機能を搭載しているのが Photoshop Lightroom 5 です。

jpg の階調は 8bit、RAW なら 14bit なので、記録されている情報量が違うので、はじめから RAW で撮影しておけば現像で表現できる写真の幅は jpg 画像の調整と比べてまるで変わってきます。
撮影後にホワイトバランスやコントラスト、明るさの調整などいろんなことができるので、撮った時のカメラ側の設定がどうであれ、あとから一番最適な表現意図に調整できてしまうわけです。
最近はライカのカメラを買えば、Photoshop Lightroom がついてます。

Adobe Photoshop Lightroom 5 Macintosh版 [ダウンロード]

Adobe Photoshop Lightroom 5 Windows版 [ダウンロード]

Adobe® Photoshop® CC、Photoshop® CS はレタッチや画像加工、レンズ補正、色調補正など、やればなんでもできるもので、Photoshop Lightroom は写真の現像に特化したすべての作業、Photoshop® Elements は Photoshop の超簡易版って感じの性格です。

 icon-arrow-circle-right TZ60 を日中外で使ってみたらこんな感じ
明るいところから薄暗いところまでなかなかいい感じ。
でも夜の稲荷山の中でフラッシュ無しはレンズの明るさからして無理でした。
さすがに10m以上はなれたところにいる動き回る蝶を撮るのは難しいけど、それ以外は表現力豊かな写真が楽しめる普及価格帯のコンデジです。

 

追記:ブルームーンだっていうことで、今回また TZ60で撮ってみました。今度は前回やってなかった RAW+Jpg で残して、アップデートされたばっかりの Camera Raw 9.1.1 で開いてみました。

撮影の設定はフジの推奨に合わせてみました。
シャッタースピード優先で:1/125、ISO:100、f:8、測光方式:スポット測光、露出は自動、ズームは 30倍です。

Jpg の方はもっと黄色っぽく明るく写ってるんだけど、ブルームーンだってことでちょっと青めに、少し暗めにしてみました。

月は普通に欠けていた時の方が反射が少なくて、満月の時には見えなかったクレーターの凹凸も立体的に見えるのでリアリティがあるというか。
で、普通に RAW で撮っておいて、あえて白黒にもしない、着色もしないってのが一番いいのかもしれないですね。

あんま話題にもならずマイナーだけど、21mm から 1365mm というバカみたいにズームできる SX60 HS だったら小鳥も月も簡単みたいです。
撮像素子の大きさは TZ60 などのコンパクトなコンデジと同じ小さいもので ショボ~ンなんだけど、65倍ズーム(笑)だから何も考えないでズームすれば月も大きくきれいに撮れてるみたいだし。
Canon PowerShot SX60 HS SPECIAL SITE


世界最高クラス65倍ズームコンパクト

Canon デジタルカメラ PowerShot SX60 HS 光学65倍ズーム PSSX60HS

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お買いもの忘れはないですか?

  • コメント ( 5 )
  • トラックバック ( 0 )
  1. こんばんは(^_^)
    ティコクレーターも海も、綺麗に撮れていますね。
    私も中秋の名月をコンデジで撮りましたが、夜景モードにしていました。

    設定を色々見てたら、私のコンデジでもISOやF値やシャッタースピードの調整が出来ました♪
    タイミング悪くて月が雲に隠れて、まだ試し撮りが出来ませんが、早く撮ってみたいです。
    綺麗に撮れるといいなぁ~♪

    • ブレたら何がなんだかわからなくなるので、順番としては、明るい月の場合は F8.0 だけは固定して動かさずに、まず最大望遠でピントを合わせて、富士フイルムが書いてる 1/125 みたいに遅めのシャッタースピードからはじめて、遅めのシャッタースピードでぶれてるなら、だんだん速くしていって、何枚か試しで撮ってみて、それをPCの大きな画面で確認。
      その中で一番ぶれてないものからシャッタースピードを決定して、次に一番ブレてないピントの合った写真が薄暗すぎるのか明るすぎるかを基準に ISO感度を決めるとうまくいくとおもいますよ。
      でもISOを上げるとノイジーになるなら上げ過ぎない、って感じ。

  2. 失礼かとは思いますが、老婆心ながら、F値の解説を間違っておられますので、読まれる方々の為に修正された方が良いかと思います。

  3. 大変失礼いたしました。
    良く読み返すと8.0とあったので私が勘違いしておりました。
    写真をご専門にされているのにおかしいなと思っておりましたが、私の大ボケでした。
    コメント削除していただければ幸いです。

    • いえいえ、コメントありがとうございます、どうぞ気にしないでください。
      というか、もうちょっと簡潔にしないと自分でもちょっとわかりにくいかもしれないな〜と思っていたところなので

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