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結論:FUJIFILM X-Pro1は楽しい

割り切ると面白い(*゜▽゜*)♪

いきなりだけど、ひとつのカメラにあれこれ求めたり、いろいろ全部こなすようなマルチな要求を放棄する態度ってのは決して退行してるのではなくて、純化してるんだと思います。
ズームレンズ?、動画?、動き回る子供だって?、何それ最新の十徳包丁かよって感じで。
そういうのももちろんありですけど。

FUJIFILM X シリーズはこのところ AF の性能が以前のものと比べてどんどんよくなっていってるんだけど、そういう機種でもオールド単焦点レンズを使う場合はもう AF の速さや良し悪しは関係のない話になってしまうというか違う世界に行ってしまうというか。
像としての写りは使うレンズに依存するし、色再現はせっかくある RAW も活用すればいいし、撮る行為とそれを両方楽しめばいいじゃないでしょうか。

 

Jpeg 撮って出してよし
(※フィルムシミュレーション:PROVIA、SUMMILUX M 50mm + FUJIFILM X-Pro1)

RAW から仕上げてもよし
(※ RAW+Jpeg の RAW を素で出しただけの未処理の状態)

AF とか関係ない構成で使えば X-Pro1 は昔のカメラと操作は同じ
ファインダーで見て自分で絞りやピント位置、SSや場合によっては露出の補正もおこなうしかないので、デジカメとかまったく触ったことのないおじいちゃんや、液晶画面をゴニョゴニョするのが一切嫌なんじゃって超ズボラな人でも、一旦レンズのセッティングとファンクションキーの割り当てに ISO値の呼び出しを設定してしまえば、後は昔の AE が付いたクラシックカメラと同じように扱えます。(SS優先はほぼできないけど)
フラッシュ用のシンクロターミナルもちゃんと付いてますし、必要最低限のものはあるし。

いろいろややこしいボタンとかダイヤルはいっぱい付いてないけど、意図はしっかりと介在させる楽しみかた、素晴らしいですよね。

位相差画素がついた後継機のことなんかは、それはそれで別の道として確保しておけるというか、この遊びをやっている間はまったく気にする必要もなくなったりして。

てことで、起承転結守破離とかいうじゃないですか、シーラカンスのように変化しないかもしれない X-Pro1 はもうそこらから離脱して違う世界に行ってしまいましょうそうしましょう。

マウントアダプター
マウントアダプターを使えば、オールドレンズから今時のものまで多くのレンズが楽しめます。
アオリ付きやヘリコイド付きでマクロ撮影が可能なものなど変り種もあり。

FUJIFILM X-Pro1 で使える代表的なマウントアダプターは Leica Mマウント、Leica Rマウント、Leica Lマウント、Cマウント、 Contax Yashica C/Y マウント、Contax Gマウント、Nikon G マウント、Nikon F マウント、キヤノンEF マウント、OLYMPUS Pen F マウント、OM マウントレンズ用のもの。

Leica Mマウントレンズが使えます。

Leica Rマウントが使えます。

Leica Lマウントが使えます。

Cマウントレンズが使えます。

Contax Yashica C/Y マウントレンズが使えます。

Contax Gマウントレンズが使えます。

Nikon G マウントレンズが使えます。

Nikon F マウントレンズが使えます。

キヤノンEF マウントレンズが使えます。

OLYMPUS Pen F マウントレンズが使えます。

OLYMPUS OM マウントレンズが使えます。

 

フィルムを変えた気分で楽しめるフィルムシミュレーション各種

フィルムシミュレーション:リバーサルフィルム
PROVIA/スタンダード…見た目に近い自然な色調の発色
Velvia/ビビッド…文字通りのビビッドなカラー、鮮やかな発色とメリハリある階調
ASTIA/ソフト…しっとりした肌色、屋外でのポートレート向き

クラシッククロームは “特定のフィルムではなく、グラフジャーナリズム全盛期の雑誌や、ドキュメントタッチの写真集に「印刷されたイメージ」を徹底的に見つめることから画質を設計” ってことで僅かに渋みを含んだ色彩とシリアスな階調なんだけど、X-Pro1では クラシッククロームはつかえません、残念。
※でも気にしない(なぜかは下に)。

フィルムシミュレーション:カラーネガフィルム
Pro Neg.Std…作り込まれたライティング向け、細やかなディテール、やわらかな階調
Pro Neg.Hi…フラットなライティング向け、やや硬調でやや鮮やかな仕上がり感

Pro Neg はスタジオシューティングで使用されるプロ用ネガフィルムをシミュレートしたものです。

http://fujifilm.jp/support/digitalcamera/knowledge/color_control/index.html

カラーフィルターを活用した表現ができるモノクロ
フィルターなし…フィルターなしそのもの
Yeフィルター…コントラストを高めるフィルター
Rフィルター…コントラストを高めるフィルター
Gフィルター…緑色を明るく、赤色を濃く表現するフィルター
セピア…レトロな雰囲気を演出する、あまりクセのないセピア調に仕上がります

 

RAW から仕上げるオンリーの人はフィルムシミュレーションも別にいらないという
なんでかっていうと、フジの RAW データは他のカメラの RAW と少し違って Adobe の Camera Raw で開いた後でも、カメラキャリブレーションのカメラプロファイルのところからフィルムシミュレーション各種が選べるようになっているんです。
後で適用できる仕組みっていいですよね、全部のデジカメの RAW もそうなればいいのに。

どんな色っていうとこんな感じ。
RAW で開いて、補正の各種スライダーはまだ何も触らずにフィルムシミュレーションのタブだけを変えてみたところ、だいたいこんなふうな感じに見えます。
適当で(;´Д`) スミマセンスミマセン

Color
(カメラプロファイルからフィルムシミュレーションだけ選んで、その他のパラメータは何も触っていない状態です)

  • Adobe Standard

基になった写真は、フィルムシミュレーションは PROVIA に設定して雲の白が飛んでしまわない程度に露出補正して撮ったもので、実際の見た目の風景はもう少し明るく眩しく元気な感じなのです。
とはいっても、Velvia の見え方とまではいかない感じ。
(※注 カメラを PROVIA に設定していても、RAWデータには影響しません)

で、RAW でそういうところの再現を目指して現像していくんですけど、そこで一般受けするいわゆる「記憶色」にするか、はたまた自分の記憶力と感性を信じて、あの時の色と雰囲気はこうなんじゃ!ってのやもっとエモーショナルなものを作ってもよし。
それがお仕着せのない RAW 現像での色再現の面白いところ。

 

MONOCHROME
(同じく、カメラプロファイルからフィルムシミュレーションだけ選んで、その他のパラメータは何も触っていない状態です)

  • Camera MONOCHROME

■ セピアは着色や色彩の統一でしかないと思うので割愛。

本当はモノクロはカラーフィルターそのものがない、色を見ず階調だけを見るための撮像素子が一番いいんだろうけど、フィルムの選択ができるクラシックカメラと違ってそんな贅沢な割り切りが出来るデジタルカメラとなるとすごく少ないというか、代表的なのはもうあれしかないんじゃないかと。

RAWデータは素材
これらの RAWデータを「素材」として、ここから色調や階調などなど実に様々なパラメータを作りこんで現像していきます。
RAW データは劣化しないので何度でもパラメータを変えたり、また元にも戻せます。

ホワイトバランスやダイナミックレンジをオートに設定している場合、程度の差はあっても、まだほとんどどのデジタルカメラは大いに迷ってる節があるというか。
たとえばシャッター半押しを何度か繰り返すとまったく違った露出やホワイトバランスで見えたりしますよね、そこで現場で1度で決め打ちすると自分が納得できるかどうか微妙なことになりかねないし。

EVFでファインダーを覗いていてちょっとでもあれ?って思ったらシャッター半押しを何度か繰り返して確認するとか、そもそも RAWデータを残しておくのは保険かけてるようなものだと思います。

RAWファイル現像・フォトレタッチとは?
http://fujifilm.jp/support/digitalcamera/knowledge/raw/index.html

Adobe Camera Rawの基本操作
http://tv.adobe.com/jp/watch/learn-photoshop-cc/19746/

違いがわからんって人はきっとモニタと環境光がおかしいんです、それで世界が変わるかも。

クラシッククロームがなければ作ればいいじゃない?
「あの雰囲気」にしたければ RAW で作り込めばできるんじゃ?
クラシッククローム の色作りって、まずはじめにモノクロームにして作業し、その写真にふさわしい納得のいく諧調を作りこんでしまい、それをレイヤーにして利用するなど工夫してみるとか、または画一的に PROVIA と Velvia の中間あたりの硬調さを真似ておいて、その上で Pro Neg. よりも彩度を高めにし、最終的にブルー色座標値の彩度だけを少し下げるといいんじゃないでしょうか。
ね、どすか?

 

記憶色とかクソ食らえや、というあなた
記憶色(いわゆる印象色)は人がそう思い込んでいる傾向のある実際よりも明度も彩度も高い色で、空だったらより青かったり、海だったら濃い紺碧だったり、えらい派手なエメラルドグリーンだったり、白っぽい桜でもピンクだったり、土色に近い肌色でも健康的な色だったり、雨だったら変に暗かったり青かったりします。

なにもかもがちょっとケバくて不自然にコントラストも高くて、ほんとうはそれはガキっぽい感覚で煩かったり見てて疲れる色だったりするわけですけど、それが一般大衆ウケするんですよね。
逆にそうして嘘をついて盛っておかないと格好がつかなかったり大多数に共感を得られなかったりもしますし、写真に意図を大げさに説明させなければ、わからない人にはわからないというか伝わらないというか、なのでメーカーの撮って出しの絵はどうしてもそれに近い処理になっていると思います。
もちろんそういうのがいい場合もありますけど。

でも、だいたいにおいて写真を撮った実際のその場の色とかなり明らかに違っていたりして、ただ一般ウケのためだけにわざわざ派手にわかりやすくしてあるに過ぎない色なため、現場のあのままの色がもっと良かった、あれこそが良かったから撮ったって思うことだってありますよね。
どちらも真の色ではなくてイメージングに過ぎないんですけど、鮮やかさが人工的にどうとでもできる時代、その加減と精度を自分の感覚でイジるってのが楽しみのひとつに加わってきてるんじゃないでしょうか。

あの雨の風景はあの場所がいつものように湿気てる独特の雰囲気があって、あの感じそのままが表現したかったんだ、とかないですか?

別に商業的なものでない場合は、RAW だとそういう自分のワガママにもどんどん応えられるというか、そもそも対象が観る人でなくて自分のわがまま向けなんだから、いわゆる記憶色ではなく現場での自分の本当の記憶の色をたどって納得したいところや強調したかったというか表現したかったところだけを少し盛るだとかの緩急をつけるように落とし込むこともできるし、特に一般ウケを考える必要のないものは自分がもともとキャプチャしたかった色味に近くなるようにフリーダムに焼き込んで楽しめます。
変な協調性を求められる同調圧力とかイラネ、って感じで。

どっちみち人間の目のラティチュードとカメラの再現する範囲の差ってのがあるので、わがままをかなえようとするのも結構難しかったりするんだけど、フジの Image Intelligence™ のパーソナライズ版みたいなことを自分自身でおこなってみる遊びというか、それはそれで楽しいと思います。
どうして撮ったのかという理由や何のために撮ったのかという目的にもよりけりだろうけど、そんなエゴを楽しむのもありというか、そうでないとそのうちに食傷気味になってきて飽きるかもしれない。

その写真ってのは誰が対象なのかにもよりけりだけど、お仕着せ雰囲気フィルタのような金太郎飴みたいな写真なんてのは本当に飽きるのも早いと思います。

 

Adobe の Camera Raw を使っていない人は、RAW FILE CONVERTER EX 2.0 powered by SILKYPIX を使うことができます。

SILKYPIX®の使い方や iPad専用無料公式ガイドブックはここにあります。
x_pro1_photographersGuide_jaSILKYPIX.pdf

OS X El Capitan には正式対応の発表がでていないため、SILKYPIX を使う人はまだ OS のアップグレードはしないほうがいいかもですね。
対応したみたいですけど、RAW FILE CONVERTER EX 2.0 powered by SILKYPIX は Mac ではなぜか激重。

 

古いレンズを使ったらぶっちゃけ面白いと思う
古いレンズを使うと、デジタルの恩恵に与りながらアナログな人間できちゃうわけです。
最近のデジカメのなんとかフィルタだとかの中には存在しえない、その古いレンズ固有の描画が楽しめるというか。
ベイヤーの2倍のコストがかかる富士の特殊なセンサーである意味特殊な使い方をしているはずなんだけど、カメラにあれこれてんこ盛りの多用途を求めない普通の使い方というか。

何が特殊なのかというと FUJIFILM X-Pro1 って APS-C サイズのイメージセンサーだから、昔の 35mmフィルム時代のレンズを使うと焦点距離が約1.5倍、真ん中からクロップされることで絵が大きくなるとか、それは考え方一つでメリットでもデメリットでもあるんですけど、そこらは構図的には自分が離れたり寄ったりすればいいことでもあるし、いつのまにかそうやって昔みたいに寄ったり離れたり自然にやるようになってたりして、それはそれでズームと違って楽しいし、ものの見方としてもいいのかもしれない気がします。

で、そんなことよりも大事というか、最もメリットになるのがフルサイズのレンズが作るイメージサークルの真ん中を切りとって使うことになるところ。
レンズの端っこら辺りの様子がちょっと怪しいオールドレンズや、そもそも昔の球面レンズの破綻しやすい外周部に近いところよりも中心部を使うので、フルサイズのイメージセンサーのカメラでクセの強いオールドレンズを使う場合に比べて古いレンズ起因の破綻とかは確実に減ることになるかと。

それと引き換えにオールドレンズの個性そのままの素性そのものではなくなるんだけど、なんていうかそれはそれで新しいというか、いいとこ取りの独自の世界が楽しめるので、なんちゃってオールドレンズの世界だとか一概にバカにはできない面白さがあります。
(そもそも同じ焦点距離で撮って、画角というかレンズのイメージサークルのサイズそのままで、もっと背景はボカしたいんや!っていうニーズ優先なら素直にフルサイズのイメージセンサーがついたカメラを使うしかないですけど。)

 

あとフジ独自のセンサー、フィルムの銀粒子の不規則な配置を真似て縦横方向に必ずR・G・Bの画素が存在する 6×6画素を単位として非周期性を高くしてあるので周期的なカラーフィルターの配列のものと比べてモアレが出にくい、そこにシャープな解像感のある写りになるローパスフィルターレスの仕様。
これいいんじゃないかなー。

これでライカMのセンサーみたいにカラーフィルターとフォトダイオードの間の距離が短かくて、かつマイクロレンズが嵩高な構造になっていて、入射角の大きな光がマイクロレンズの真下にあるフォトダイオードに届きつつ、隣接する画素に入り込んだりしにくい構造だったりするとテレセントリックでないオールドレンズとの馴染みも少しはマシになるだろうし、最高のオモチャかも。

X-Pro2 が販売されたので妄想部分はカットしました。
画素数が増えて1画素あたりの受光面積が減ったからといって犠牲にした部分はなかったことだし、いいことだよねー。
New 24 MP X-Trans III Rocks!

まあinaliはカメラで動画とかイラネ派なので動画の性能とかどうでもいいんですけど。

X-Pro2 になってセンサー画素数が 16M から 24M っていうのはたったの 1.5倍かもしれないけど、画素数が増えて1画素あたりの受光面積が小さくなってるのに感度が上がってるしそこは問題ない。
APS-C のセンサーサイズで画素数がもとの 1.5倍増えたからって、それで絵が硬くなるほどの劇的な効果は出ないと思うし。

そんかわり、X-Trans は 2×2(赤1・青1・緑2) の色再現と違って 6×6(赤8・青8・緑20)という配列での色再現で、画素数が増えた分配列もさらに複雑になってくるので、今までと同じ条件で撮ったらその分の斜め方向の解像感に差が出てくるんじゃないかと。

プリプロセッシングで元の絵をいじり倒さないとしての話、ISOがある程度高くなるシーンでグレインフィルタなどを使わない場合の粒状ノイズの乗り方は今までよりももっといい感じになるはず。

今まで、RAW撮影で ISO の幅が物足りないと思ってた人とか、絞り優先メインでは EVプラマイ2だとぜんぜん足りないわってシーンが多すぎると思ってた人とか、繊維の質感はいいけど幼い動物のふわっとした毛並みなんかがもうちょと細やかで柔らかそうでもいいんじゃないんかって思ってた X-Pro1 ユーザには X-Pro2 の方が精神的にいいかもしれない。

オジンくささ最高(*゜▽゜*)♪

お買いもの忘れはないですか?

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