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もう一度「アーケードとか商店街とか」の意味を考える時が来たのかもしれない

アーケードとか商店街とか案外楽しいよね(´・ω・`)

18世紀以降のパリのパサージュ・クーヴェルのガラス製の屋根を持つ回廊型商店街の雰囲気とか半端ない、半端ないんだけど、パリ改造による大通り開通で商業施設としての重要性が薄れてしまい、衰退して保護されちゃいました。

ぶっちゃけ日本もアーケード型商店街をかつての時代のようにはやらせようと思ったら、アーケードだけよくしてもダメなんですよね、その両端に当たる場所に何らかの用事があるようにしないと、なかなか人間のトラフィックってのは人為的に起こしづらいというかそこら。

ここは近鉄桃山御陵前駅の目の前、近鉄京都線の高架の下。

これ撮った時、外にある長椅子の隣にたこ焼きを買って食べてる人がいたんだけど、すごいおいしそうな匂いがしてた。
たまたま inali は食後すぐだったので、そんときたこ焼きは買わなかったんですけど、今度来たら食べてみようと思いました。

 

 

で、ここのアーケードの入り口には「近鉄桃山商店街」って書いてあって、そのすぐ下には「駅前0番地」って書いてあって、通路を抜けた反対側には「伏見桃山商店街」って書いてあって、表示がバラバラで怪しさ満点でなんだかわけわかんないけどまあいいか…。

高架下ってなんでだか怪しい雰囲気が醸されたりするので面白いですよね。

 

で、ベタな生活のための商店街ではないけれど、たとえばミラノのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアなんかは建物自体がアートの塊。

ただ建築的な美だけでなくて、ガッレリアはまず空間として広くて、高さもある。
天井ちかくのフレスコ画から床のモザイク、採光の仕方、間接照明の照らし方に至るまで何もかもがすごく美しいというか隙のない美意識に支配されていて、衰退してない。

プラダという一流ブランドの斜め前にある雄牛のモザイクみたいな、いわくのある伝説のストーリー付きのような象徴的な観光要素になるものはないけれど…。

そんかわり魚の匂いがしたり、お茶の匂いがしたりする日本の商店街はそういうのとは違って、まずもって生活のためのものを揃える商店街という感じ?
京の台所と呼ばれる錦市場なんて開業400年とか半端ないですし、京野菜などをはじめ、まずもってちゃんとしたお惣菜や食材そのものが手に入るところ、これも衰退しない。

 

…えっと、伏見のおだいどこ納屋町の商店街はそんなそうそうたるものと比べたら少しかわいそすぎるけど、でも明治43年には鉄柱アーチ型全覆式日覆いになって、平成8年からはなんとパリのパサージュ(ガラス屋根つきアーケード)をイメージしたモダンなアーケードになっちゃったりしてます。

大手筋商店街の端っこらへんのお花屋さん、そろそろクリスマスの時期になってきたかなーというような、目で見て感じる楽しさや季節感を満喫できる要素っていいですよね。
こういう五感に訴えかけてくるリアルなプレゼンスはネットショップなんかでは無理、ネットショップって、人の思い出に残らないもんね。

納屋町商店街は大手筋商店街の西の端っこを南へ入ったとこ。
通路の幅は大手筋商店街と比べたらずいぶん狭く、屋根は確かにパリのパサージュ風。

おじいちゃんとお孫さんかな。

ここはあんまり遅くまでは開いてなかったりしますけど、屋根つきアーケードだと雨が降ってもお買い物中は濡れないで済むし、歩くだけで旬のものなど、季節ごとになんか目新しいもの見つけそうな気もする…。

納屋町商店街を南の端っこまで行けば魚屋通、そこを渡れば竜馬通り、ここをまっすぐ歩けば寺田屋のあたりにでます。
おじいちゃんとおばあちゃんとお孫さんかな、こんなふうにファミリーでお散歩ついでって感じで和めるのも商店街のいいところだと思います。

竜馬通りの角の自転車屋さんを左に曲がれば竜馬通り商店街で、その先は黄桜カッパカントリーなんかがある伏見の酒蔵のとこらへんに出ます。

車に乗ったらドア・ツゥー・ドアみたいなご時世、近辺に駐車場は多少あっても、基本的に主なターゲットは徒歩+公共機関の利用者になるだろうし、そうするとここは近鉄・京阪二つの駅がすぐそばというすごく恵まれた立地。

でも、そこに行けば「そもそも楽しい、便利である、お買い物の目的が果たせる、文化を楽しめる、観光の要素がある、通りの果てに用事がある、住む場所への帰り道である」などの条件を満たす商店街ってのはなかなか新規に作れないだろうし、そういう要素を抑えていないところの安易な再生は難しいんだろうな。

 

この続きのような風景はこちら。

伏見もなかなかいい感じなんですよ(*゜▽゜*)♪

お買いもの忘れはないですか?

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