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残暑はいつまで続くのかシンドローム

残暑厳しい(´・ω・`)

今年は偏西風が平年より北を流れるらしく、暖秋の予想で残暑も厳しいみたい。
ちょっと雨がぱらついたらしばらく蒸し〜っとしてるし、9月前半はかなり暑い日が多くなるらしいという…。

近くに海でもあれば、ただボーっと座って潮風にあたってずっと眺めてみたりだとかそういうことしてみたい日もあるんだけど、遠くてなかなか気軽には行けないし。

このへんはなんか毎日けっこう暑いからちょっと嫌になる時もあるけど。
でもいいところも多いんですよね。


…駅前0番地は真昼間も夜もたいして変わんない雰囲気だったりして。

ハルフォードっぽいけどちょっとファンキーなシャッター。
小指立ててたりとかするし(笑)

 



 


ここらから大手筋商店街・納屋町商店街を抜けると、伏見の酒処はわりとすぐ。
ていうかなにこのデジタル絵臭い空は…、呆れる、でもコテコテのHDRにはしない。

…とかいいつつ、よくあるやり方で少し大袈裟にやってみたら。
こんなのちょっと大げさにした瞬間もう写真じゃなくてコテコテギトギトの塗り絵。

HDR(High Dynamic Range) て、だいたいこんなふうになるじゃね?

人間の目のダイナミックレンジを仮に100としたら、カメラなんてせいぜい50くらいのもんだろうし、写真ってその範囲の中での表現から受ける印象に滋味を感じていたりするんじゃないかなあと。

で、たいていの場合こういう HDR でドヤ系の写真を見た瞬間、脳が露出や階調の不自然さや平坦さやざらっとした感じや硬さやエッジやなんかの諸々極端な、あるいは微妙なコレジャナイ感を抱かせる情報なんかを全体的にシビアに感じとってしまうというか。

あげく、特に空や雲の有り様なんかだと今まで自分が生きて見てきた分の記憶の引き出しから引っ張り出してきて照合して、0.1秒もしないうちにダメ出ししてくるような気がする。
自分の撮ったものだと特に、HDR加工するとか以前の写真の段階で、もうすでに無意識にそういうものを薄々感じているはず。
だからこそ、初めから気にいらないものは気にいらないのだろうし。

HDRって脳が感じとっている不自然さや不整合に意識がいって、その珍奇さに対して注目してしまっているだけなのかもしれない。
つってもまあ他人の脳や意識と同じわけでもないので、その感じ方ってのはいろいろなんだろうけど、そもそもとして表現のうちでしかないし、失敗写真をどうにかするほどの力もない。

で、はじめはそういう表現を面白いと思っていても、現実から感じとってきた見え方の記憶とのギャップが埋まるわけでもないし、見せ方というか表現としても、誰がやっても大なり小なり似たようなものになるし、ただのエゴ強調というかグランジファッションみたいなもので、わりと見飽きてしまうものじゃないかなー、二回見て、三回見て、十回見て、毎回いいいなあって思わないというか、またこれか、ってなるのだわ、な〜んてね。

てわけで、あんま大袈裟にせず HDR だとわからないくらいにレイヤーやグラデーションなんかで薄めたらほんの少しは元よりもネムさが取れたりもして、ダメなものが少しマシに見えるっぽいエンハンスとしての意味はあるのかもしれない。

何が言いたいかというと、もとより自分の気に入らない写りだなと一度意識したものをいじってみたところでも、結局はずっと気に入らないままの平行線をたどるというか失敗は失敗なんだなってことと、あとコテコテの HDR は個人的には好きになれないてこと、サーセン。



まあ空に合わせたシビアな露出にしとけよだとか、そもそも現場の状況説明みたいな理由の写真なんてつまらないから撮るなよって事なのかもしれないですけど…。

こんな青空の場合だと普通に明暗差が激しくなるし、実は晴天って曇りよりも注意が必要なシーンが発生するんだなというか、デジカメでは空って漫然と撮ったらどうしてもデジタル処理っぽくなりすぎるというか、そのままだとフィルムの味わいのようにはいかない時がありますよね。
といってもコテコテの HDR 加工みたいなクドい絵は好きじゃないし、あれはきっとヤンキーセンスだ…。

ここは明暗差の大きいシーンを従来比100倍のダイナミックレンジまで時間差なく撮影できる有機薄膜を用いたCMOSイメージセンサによる広ダイナミックレンジ化技術を採用した、1画素内に明暗2つの感度検出セルを備えた1画素2セル構成CMOSが出るのを待つしかないのかな、これができたら空も雲も夜の照明の灯りもずっといい表現になるんじゃないかと。



【要旨】

パナソニック株式会社は、有機薄膜*2を用いたCMOSイメージセンサを用いて、明暗差の大きいシーンを、従来比*3100倍のダイナミックレンジ[1]まで、時間差なく撮影できる、広ダイナミックレンジ化技術を開発しました。光電変換を行う有機薄膜と回路部での電荷蓄積機能を独立に設計可能な特長を活かし、従来は困難であった、ダイナミックレンジ123dBの明暗差のあるシーンの撮像においても、明るいところ*4で白とびなく、暗い被写体でも鮮明で質感豊かな映像を再現します。

*2 : 富士フイルム株式会社が開発した有機薄膜を使用
*3 : 当社製シリコンCMOSイメージセンサとの比較において
*4 : 真夏の炎天下における開放シャッタ時、逆光時など
【効果】

本技術により、特に逆光やライト照射下に被写体があるような明暗差の大きいシーンの撮像においても、情報欠けなく、より豊かな色階調の再現ができるようになります。さらにこれまでのような露光時間を変えて順次撮影したデータを合成することがないため、高速に動く被写体の高精度な撮像が可能となります。これまで適用が困難であった高速で広ダイナミックレンジが求められるシーンを捉えるカメラやセンシング用途への適用が期待できます。



http://news.panasonic.com/jp/press/data/2016/02/jn160203-3/jn160203-3.html


 


*4 : 真夏の炎天下における開放シャッタ時、逆光時など、…って、気に入らない雲になったのはまさにこの「真夏の炎天下における開放シャッタ」という条件なんですよね、暦では9月で雲もあるけど、真夏とほぼ変わんない陽射しのお昼時だったし。

早く出ないかなあ、この富士&パナソニックの有機薄膜センサ。
そんで、X Pro シリーズとかライカM とか D-Lux なんかに…

 


ていうか喉乾いた!
…と思ったら喫茶&利き酒処がお休みの日だった、すごく暑いっちゅうのに。

さすがに伏見の酒処だけあって、伏見夢百衆には清酒アイスクリームや酒カステラもあるんです、なんか今日閉まってっけど。


ちょっと離れたところにあるレンガの煙突。

商店街に戻って大手筋を東に御香宮神社を越えていけば秀吉の築いた伏見城の本丸跡地。
伏見城の本丸跡地は明治天皇伏見桃山陵めいじてんのうふしみももやまのみささぎで、そのすぐ東隣には昭憲皇太后の伏見桃山東陵ふしみのももやまのひがしのみささぎ

参道には巨大な杉並木や森林が広がっていて少しだけ涼しい。
途中で北へ分かれる参道が桓武天皇陵にもつながってますけど、まっすぐ行く。

伏見城の石垣に使用されていた石材が所々にあって。
石をよく見ると名前や紋らしきものなどが彫ってあったりして、重機のない時代に人力で切り出して運んでお城の石組みを組み立ててって、すごいスケールのことを短期間でやってたんだなあって感慨深い。

※伏見城の石材は御香宮神社にもあり、大手門も伏見城のものが移築されたもの。
この巨大な石は山科の某所から切り出されたものであることがつい最近わかったみたい。

参道をずっと歩いてると明治天皇陵、独特の空気感というか、パワー。
参拝に来てたり運動しに来てたり見回りにきてたり、ずっと人は絶えないんだけど静寂感はそれなりにちゃんとキープされてる。

反対側になる景色はこんな感じで、けっこう小高いのです。
平地より丘の上のほうが静かで涼しい。
上の酒蔵の失敗写真の空とは違って、こういう映りの雲は好き。

ここには立派な階段があって、それを降りていって道路を西に行けば乃木神社があります。


激動の明治時代もちょっとしたリアリティをもって感じることができるというか、ここは間違いなく日本で時代や時間はつながっているものなのだなって気持ちがしました。



もうちょっと遅くなってから伏見の酒処に戻ってきたった。
黄桜カッパカントリーはまだすいてる時間。

鳥せいはなぜかもう人いっぱいすぎだった…、昼も夜も人気。

で、鳥せいの端っこにある白菊水をちょっといただいたんだけど。
白菊水っていうのは延宝5年(1677年)創業の山本本家の酒造りに使われている名水で、このお水が軟らかくてまろやかな中硬水。

でも、迷惑だしトラブルになるから10Lとか持って帰るなって書いてるのに20Lタンクを無理に突っ込んで使ってる非常識な面倒臭い人がおったわ…。
こんなだから黄桜の伏水なんかもいろいろ制限されちゃうんですわ。

おでんのお店、ここって朝からずっと仕込みしてるんだけど、夕方以降はもう人いっぱいすぎの満席で、来る人み〜んな追い返されちゃってたし。

何事も予約とかタイミング大事やな…、と。

日が暮れるまでは丘の上のほうがずっと涼しい…(´・ω・`)

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