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CloudFlare は捨てたもんじゃないと思う件

安いサーバー使ってる場合、CloudFlare はいいと思う(´・ω・`)♪

なぜかって…
だって無料で使えるコンテンツデリバリネットワーク(Contents Delivery Network, CDN)だし、セキュリティやパフォーマンスの設定も任意でいろいろ試せます。
5分間であなたのサイトを高速化します。』っていうくらいだし、手間もかかりません。
なんでこんなことしたかというと、WordPress ってちと重いんじゃね?と思ったから…。

WordPress は PHP だからもともと決して表示は速くはないので少しでも高速化したい。
特にこのテンプレートはレスポンシブデザインになっているのでやたら CSS とかも多くなるし、表示が軽いにこしたことはない。
.htaccess での RewriteEngine で gzip とかははじめからやってますし、他に何かできることといえばキャッシュ系のプラグインを弄ったりとか CDN 使うくらいだろうし。
超高速なサーバーを使っているなら問題ないだろうけど、安めのレンタルサーバー利用者なら無料で使える CDN は使わなきゃもったいないと思います。

CloudFlare設定


CloudFlare のオマケ機能のロケットローダー™β版って機能の調子がいい時は(なぜかたまに調子悪い時や相性もあるみたいなのでロケットローダーはちょい注意がいるかも、ある意味バクチっぽい)、月額525円の安いサーバーでもこのような結果に。

Web担当者Forum版 ページ速度分析ツール
Web担当者Forum版 ページ速度分析ツール


Page Speed Score
Page Speed Score


YSlow
YSlow


ただし、いつもこうだとは限らない事に注意

まあいろんな状況に左右されるので、いつもこういう状態だとはいいきれないけど。
たいしたことをやっていないわりには、すんなり速くなってると思います。
いつもいつもこういう調子だとうれしいんだけどね〜♪

ただし、とはいってもロケットローダー™はβ版ですし、いつもこうだとは限らないです。
ぶっちゃけ調子が悪い時はキャッシュをパージしても、だいたい js の圧縮やら読み込みの順番が影響してタブの動作や Twitter のウイジェットやツイートボタンがしばらく読み込めないような状態になったりもします、そうなるともうダメダメ。

特にタブ切り替えで使われる js の読み込みが遅くなって、時間的には大差なくても、表示の順番上体感固まった様に感じることがあるので、そんな時はあきらめてロケットローダーは切っちゃうべし。
inali も今はタブ切り替えがあるのでロケットローダーは使っていません。
そういうのが面倒臭いなら、はじめから少しお金を出して、トータルでそれなりに素で速いサーバーを借りるか。

あと、CloudFlare を利用すると、WordPress用の CloudFlare プラグインも使えます。
このプラグインはコメントの正確な IPアドレス情報がわかったり、あと CloudFlare にスパマーの IPの報告がおこなえるようになっているみたいです。

Block list や Trust list も使える

高速化目的の他にも、脅威のコントロールなどが使えるので、セキュリティ面でもいいかもしれない。
ダッシュボードではトラフィックの様子(通常のトラフィック・Crawlers/bots・Threats)も簡単にチェックできるようになっています。
しつこいコメントスパマーの出所を確かめて Block list 入りにさせたりもできちゃいますし、CloudFlare の無料部分の範囲でもそれなりに有用に使えています、というか、inali 的にはもう Akismet のように手放せないものかもって感じです。

Block list


特に、コメント欄を開放している人は、Akismet はもちろん、Throws SPAM Away や CloudFlare プラグインが入っているとそれなりのプロテクトになってちょっと安心かも。
CloudFlare プラグイン を使う時に必要な APIキー は アカウントのページにあります。
まあそれでも毎日のように偽ブランドの中国人がいろんな国からアクセスして来るんですけどね、最近はカナダからモンクレールだのシャネルだのつまらねえ偽ブランド詐欺サイトのURL書き込みが多くてウザい氏ね。

サーバー側での除外(SSE)ってのも使えます。

これがなにげにいいかもしれない。
<!--sse--><!--/sse-->
タグの間に、クラウドフレア側でスパマー扱いになっている既知の悪党ビジターに対して非表示にしたいコンテンツを入れておくという使い方です、簡単ですね。
そうすると、CloudFlare によって自動的に識別された不審な訪問者にはそのコンテンツが非表示になるよ、というもの。

使い方の例

<!--sse-->悪党ビジターには私の電話番号は見えない。555-555-5555<!--/sse-->



CloudFlare にログインしてキャッシュをパージする

CloudFlare は機器の入れ換えとかネットワークのリルートなどもわりとやっているようで、たまにおかしいときがあります。
CloudFlare が原因だと思われるようなエラーが出た場合には、もし他にもキャッシュ系のプラグインを使っているのならキャッシュをすべて削除しておいて、CloudFlare 管理画面にログインしてキャッシュをパージすると直るかもしれません。

CloudFlare にログインして、Dashboards の左にある ウェブサイト をクリック。
ウェブサイトのページの右下にあるギヤのアイコンから「セッティング」を選びます。
セッティング


CloudFlare設定から「設定の概要」タブを選んで、キャッシュをパージ(緑色のボタンをクリック)します。
キャッシュをパージ

数秒ほど待てばキャッシュがパージされますので、その後ちょっとだけ間をおいてから(浸透のおまじない)、とりあえずブラウザにも残っているはずのキャッシュも消しておきます。
次に自分のサイトを開いてみて、正しく表示がおこなえているかどうかを確認します。


Jetpack プラグイン

あとこれ、Jetpack プラグイン。
Jetpack by WordPress.com っていうもの、WordPress.com との連携が必要です。
とはいっても、既に WordPress.com のアカウントを持ってればすんなり使えますし、新規で作る場合も、アカウントを取得して WordPress.com と連携させればいいだけですし、ついでに Gravatar のアカウントも作っておくとなにかと便利です。

サーバーに負担をかけない統計情報、パブリサイズ共有、Gravatar 使ってる場合のプロフィールの利用、ページごとに表示するウィジェットをコントロールするウィジェット表示管理などなど、その他にもいろんなものが Jetpack のワンパッケージで使えるようになります。
でも、使わない機能は有効化せずに無効にしておくといい感じ。

Photon
WordPress.com の 画像 CDN
Photon


で、プラグインの中にある Photon は WordPress.com の 画像 CDN を利用するものなので、写真や画像の数が多いブログにはもってこいなのかも。
これを使うと i0.wp.com、i1.wp.com、i2.wp.com などなど、WordPress.com の CDN から画像を読み込ませることができるので、実際に表示もすこし速くなる感じ。
(そのかわり httpリクエストは2〜3個増えるけど、それと引き換えてもお得です。)
Cloudflare との併用も問題なく、画像は wp.com から読み込まれることになります。

ただし、すでに og_tags(Open Graph Protocol 対応のメタタグ)が表示されている WordPress テンプレートを使っている場合、Jetpack を入れてそのまま使うと、なぜか meta property の og:description が2つ存在することになったりもします。
吐き出される html ソースを確認すると、og:description がダブってブサイクなことになっているかもしれないので、そこは要チェック、inali もダブっちゃいました。

この問題は Head Cleaner プラグインの設定で解決できました。
Head Cleaner プラグインを使っている場合は、Head Cleaner 設定の「有効なフィルタ」→「<head> 内の有効なフィルタ」のところから、Jetpack_og_tags をみつけて、削除にチェックしておくと og:description はダブらないで済みます。

Jetpack_og_tags を削除


Jetpack_og_tags にチェックマークを入れると、自動的に ajc_loader_init にもチェックが入りますが、特に問題ない感じで使えています。
(追記:inali の環境だと最新の Jetpack のバージョンアップでこのトラブルそのものが解決してなくなったみたいで、Head Cleaner の設定に Jetpack_og_tags をどう扱うかのチェック等も表示されなくなっていて、実際に吐き出しているソースを見ても、今は og:description がダブったりはしていません。)

あと、Jetpack モニターを使って監視すると、ダウンタイムを検知すると問題を通知するアラートが WordPress で使っているメールアドレスに届きますので、サイトの障害をいち早く知ることで、すぐに復旧作業に取りかかることができます。(まあその時寝てたらわかんないですけど…。)
サイトが回復した際もすぐに通知されて、ダウンタイムの合計を知ることができます。
これほんとに便利、すぐにメールが来ます。

もし CloudFlare が原因だと思われるような問題が起これば CloudFlare の使用を一時的に使用停止にするのも簡単です。
CloudFlare のネットワークを一時的にバイパスさせたり、何十分間とか時間を指定してバイパスさせることで使用停止にしておいて、あとで自動的に復帰させるという使い方も簡単にできるので、もしキャッシュをパージしてもダメみたいなトラブルがある時は CloudFlare を使わない設定にしておくことで対処できます。(まあその時寝てたらわかんないですけど…。)

ファイアバードわりといい感じ

inali の場合、レンタルサーバーを借りたとたんにこれだし、ふざけんなだし!の記事で書いたように、8月の半ばに急遽レンタルサーバー + WordPressのブログに移転しました。
ファイアバードっていう月525円のわりと安めのレンタルサーバー(今は名前が変わってスターサーバー、名前だけじゃなくクラウドタイプになってます)を使っています。
なので、いまのところ無料のごにょごにょでちょっとでも表示が速くできたりするととっても助かります。




ある日、はてなの グラノーラ開発日記さんところで遊んでた時に、いきなり landerblue + blogos + ガジェット通信のトリプル砲が来てて、一気にすごい人数の同時アクセスになるという予想外の事態になったことがあるんですけど、それでもブログが見られないとかアクセスできないとかの苦情もなかったことだし、月525円のファイアバード + Cloudflare でも落ちなかったし、わりと大丈夫なんじゃないでしょうか。

同時access


さすがに毎日がそんなじゃ帯域やら転送量のこともあるだろうからダメなんですけど、そんなに常時アクセスが爆発的にあるというわけじゃないし、レンタルサーバーはいまんとこはそれなりの値段で抑えたいなー、でも性能が悪くてモッサリしてるのは安くてもイヤだなーって人にはおすすめ。
エックスサーバーの仕様だと、お値段がファイアバードの約2倍、転送量はだいたい3倍まで大丈夫みたいな感じで、ぶっちゃけサーバーそのもののスペックは変わらないみたいです。

まあいろいろ弄ってみても、それでも Google の PageSpeed Insights には「Google のテストでは、お使いのサーバーは 0.45 秒で応答しました。」みたいな感じで、サーバーの応答時間を短縮するように提案をされてしまうんですけどね、たまに 0.32 秒とかも出ますけど、それでもサーバーの応答時間を短縮する提案が表示されますし、もうどうしろと…。
Google のいうサーバーの応答時間を短縮しようと思ったら安価な共用サーバーでは厳しいのかもしれないです。
Google がOK出してくれるのは、だいたい 200ms以下のサーバーの反応の速さ。

CloudFlare は CDN だけど無料版では特にアクセラレーションがあるわけではなくて、セキュリティレベルをさわれたり、あと少々のことでは落ちないってメリットくらいです。
ただ、不正ログイン試行などの攻撃者から守られるメリットは大きいと思います、ログを見たら結構弾いてくれてます。
同時access

もとのサーバーより劇的にスピードが上がるわけではなく、いろんな場所に設置されたサーバーから、そこにもっとも近いアクセス元へキャッシュなどが配信されるようになるから速いというか「遅くならない」という意味で、ロケーションによっては逆に遅くなるかもしれない。

もともと機会損失するんじゃないかってほどのアクセスが見込める場合は、素直にお金を出していいサーバーを借りた上でグレードの高い CDN を使うにこしたことはないです。
Google の最新技術の SPDY を利用する CloudFlare’s Pro plan だと、ノーコーディングでページロードタイムが 64%アップだそうです、でもそれなりに高いです。

(´・ω・`)♪

お買いもの忘れはないですか?

  • コメント ( 2 )
  • トラックバック ( 0 )
  1. ロケットローダー™β版、昨日からTwitterのウイジェットやボタンと相性激悪になってて、オフにしないとウイジェットやボタンが表示されないのでとりあえず今は切りに変えました。
    この辺なんとかなったらな〜、お得なんですけどねー。

  2. で、たまに戻してみて、引っかかりがなかったり、酷くないのが確認できたら性懲りもなくロケットローダー™β版を入りにしておきます。

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