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宇治平等院周辺の紅葉の兆しは?

PowerShot G7 X と Lumix DMC-TZ60 で撮ったった(´・ω・`)

紅葉なんてなかった!(知ってた)
宇治平等院周辺の紅葉はまだ先ちょっと先みたいだけど、4月に行ったきりだし、8月の花火大会は増水で中止になっちゃったし、鵜飼いの鵜は終わっちゃったし。

あと、Canon の新製品 PowerShot G7 X をゲットしたし、ちょうど火曜日にものすごくお天気がよかったので宇治平等院周辺の様子を見にいってきました。
京都に観光に来たし宇治にも寄ってみようって思ったら参考にどうぞ。

すっごい気持ちよかったので塔の島やあじろぎの道を徘徊したついでに PowerShot G7 XLumix TZ60 で撮り貯めたものを貼るよ♪
鳥の写真など、一部はズームが効いてチャンスを逃さない Panasonic の Lumix TZ60 で、景色はだいたい G7 X で撮ったものです。


観月橋から見た宇治川上流側、ここを遡れば宇治橋。
観月橋から見た宇治川

お京阪の観月橋の駅から宇治線に乗って、宇治駅を出たらすぐ目の前が宇治川です。
アオサギとコサギ、夏が戻ってきたみたいに気持ちよさそう。
水鳥の写真は G7 X ではなく、ズームの効く TZ60 で撮影しています。


宇治橋も駅からすぐ、歩いてだいたい 1分ほど。
台風のあとの洗い流された空気感と、まぶしいくらいのお天気。

まぶしいけど NDフィルターは使わない、なぜかというと、G7 X で NDフィルターを使う時は三脚が必須なんですね、三脚持ってウロウロしないし使えない。
だけどこの通り、のびやかに写せてます。

宇治川上流側の欄干を歩くので、まず横断歩道を渡ります。
渡るとそこには通圓茶屋、狂言の「通圓」のモデルとなったのが通圓茶屋だったり。

こっち側を歩いていきます。めっちゃまぶしい、とにかく明るい。

京都っぽいけど、ここは宇治なんです。
まだ紅葉どころか、緑と空と川の気持ちのいい景観。
橋の擬宝珠はなぜか大好き。

G7 X はワイド端で左側下が特に大きく歪んでしまう傾向といわれていますけど、そうでもないですよね?
特に気にならないレベルというか、レンズなんて全部ある程度隅っこは歪むんだし、ちっこいコンデジなんて特にこんなもんっしょ?
単焦点でこれなら発狂モノかもしれないけどw

もしこれで気になるならフォーカスリングを1クリックして 28mm に変えるか、広角時専用の DNG のレンズプロファイルを作ってしまうか、28mm〜35mm あたりにズームしてパースを変えるか、同じようなスペックで出ている 28mm のコンデジを使うしかないです。

11月半ばになったら Panasonic から LX100 ってのが出ます、こっちは G7 X と同じ 24mm から撮れるし、F1.7〜の明るいライカレンズでフォーサーズの撮像素子サイズ。
4K動画からも写真を切り出せるみたいだし、Panasonic のコンデジは間違いなくマクロも得意だし、この機種もすごく欲しかったりします。

こんな感じの桧造りの高欄から宇治川を見下ろすと、風が気持ちいい。

これが網代木(あじろぎ)、簀を取りつけて魚をとる仕掛け。
そういう殺生辞めようってことで建ってるのが塔の島(浮島)の十三重の塔だったり。

「もののふの 八十(やそ)氏河の網代木に いさよふ波の行くへ知らずも」
柿本人麻呂の詠んだ氏河は宇治川にかけてあって、網代木は万葉集では冬の季語。

ここは橋の守り神である橋姫が祀られていた「三の間」、能の「鉄輪」の橋姫伝説のもこれ。

三の間にある金具は「茶まつり」で水を汲むためのもの、秀吉がここから茶の湯を汲ませた場所だったり。

三の間からよく見える「丸に十」の印のあたりが中村藤吉平等院店。
ここは明治天皇の行幸の際に御座所として使用された建物で、江戸期からの宇治を代表する料亭旅館菊屋の遺存建物、伊藤博文命名の迎鶴楼なんですが、いまはこの建物の内装のみ改装されて、そこで宇治茶とスイーツがいただけるわけです。
四季折々の眺めも最高。
だけどこの日は JR宇治駅近くの本店以外は定休日だったり。

橋を渡りきると夢浮橋之古跡碑や明治天皇御駐輦之地の碑。

源氏物語宇治十帖ノ内、って彫ってあるまんまのこの場所です。
宇治十帖(うじじゅうじょう)は、
橋姫、椎本、総角、早蕨、宿木、東屋、浮舟、蜻蛉、手習、そして夢浮橋。
Kindle版 100円です♪


ここには紫式部像とかトイレもあります。
でもここ、夢浮橋之古跡碑や明治天皇御駐輦之地の碑と一緒に宇治橋が写る風景が撮れる場所なのに、この紫式部像が完全にブロックしてしまう。
どう考えてもこの場所に紫式部像とかいらないし、趣味悪いし、もしも撤去されたらものすごいことスッキリするんだろうなー、マジで。

こんなとってつけたみたいな近代モニュメントをどうしても大人の事情で設置しないとヤバいのだったら、どこか近くの公園にでも置けばいいのに、なにこれ誰得なん?っていっつも思ってしまうわけで。

隙間があったら物を置けばいいってもんじゃないってねo(`ω´*)o

 


…気を取り直して、室町時代から続く宇治茶の老舗が並ぶ平等院表参道を抜けて、平等院の園庭前からあじろぎの道とか塔の島周辺を徘徊してみました。


宇治茶の老舗が並ぶ平等院表参道を抜けると平等院の前の園庭に出ます。
明治天皇行幸所平等院。

ここの楓もまだまだ青くて、今は花も咲いてて紅葉はまだ先。
とはいえ夏の爽やかな明るい緑よりも黄色みを帯びてきている感じ。

紅葉もすばらしくてきれいだけど、緑の時も美しくて、これがまた気持ちいい。

秋の気配は感じさせながらも、平等院入り口から先の様子もずっとこんな感じ。
まだまだ緑が気持ちいいです。
こうして見ると剪定でダメだった藤棚もボリュームが出てきてるので、来年の藤のシーズンにはきっと白と紫の藤がきれいだと思います。

平等院には入らずに、平等院入り口すぐ近くのあじろぎの道を歩いてみます。
歩きながら平等院の観音堂の屋根が見えます、これは鬼瓦の横顔。
鬼瓦のアップ 2枚はズームなので TZ60 で撮ってます。

その上にいる鬼瓦の横顔。

あじろぎの道の両側には樹木があって、樹のトンネルみたいな感じで日差しを遮ってくれるし、川のほとりというロケーションと合わせて涼しくて気持ちいい。




大きな松の木の風合いもいい感じ。

日本らしい風景の中をゆっくり歩けるのでおすすめ。

塔の島を挟んで向こうの朝日山が見えたり。

上を見たら楓の葉が銀河みたいになってたり。

 


…あと、えらい物がチラッと見えてしまう場所があったりします。

平等院が見えちゃう。
なんと、金色に輝く鳳凰がチラッと見えるところがあったり。

阿弥陀堂(平等院鳳凰堂)がチラッと見えるところがあったり。

神々しい鳳凰のシルエットがチラッと見えるところがあったり。

でもね、ここでごっつい一眼レフに大きな望遠レンズ付けた小金持ってそうな、もしかして因業な爺さんが必死になってこそこそしてる姿とか見てたら、ぶっちゃけものすごいかっこわるいわ、って思ったのです。
そんな覗きみたいなことをやってないで、ちゃんと平等院の中に入って撮らせてもらえばいいのに。
とはいってもまあいい絵はとれるんですけどね(笑)

 


木には季節の小鳥もやってきます。
あじろぎの道は小鳥にとっての楽園でもあって、絶えずかわいいさえずりが聴こえます。

アップして見るとこれはヤマガラ(山雀)、かわいい。

チラ見したりあわてて隠れたりするシジュウカラ(四十雀)、かわいい。

樹をつついてるコゲラ(小啄木鳥)の後ろ姿、小さいけどキツツキなんです。

近づいてもわりとキニシナイで樹に穴を開けるコゲラ若鳥の横顔。

ちょっと移動してみると、別の樹もつついていたりして。
こっちは少し大きいサイズ、といっても雀くらいだけど。
真剣な顔つきがおかしい。

侘び寂びの感じの味わいがすごくいい枝なんだけど、オレンジ色のキノコと黄緑のヤドリギと水色の空がバックだとけっこうポップなカラーだったり。

こういう渋いの大好き、こんなお庭が欲しいな〜。
このページでは G7 X で撮った写真はこの渋い枝だけ、他の写真は TZ60 で撮ってます。
このサイズにした画像でも精彩感の違いがわかると思います

そろそろ樹木のトンネルを抜けた感じ。
これはなんていう花なんだろ?

ていうかこういうマクロは G7 X であたりまえに撮れます、撮れますけど、ちょっと一癖あるというか、合焦の速い機種になれていると合焦に若干時間がかかる感じ。
実はただ単にちょっと反応を待ってみればいいだけです。
G7 X が苦手なのは接写するようなマクロの時の話。

すぐそばにきれいな紫色になったムラサキシキブ
このくらいの寄り方のマクロでも背景はきれいなボケ方をしてくれます。
だけどもう 1段絞ったほうがいやらしくないかも。

これから秋にかけてカモが来るシーズン、子供をはさんで泳ぐカモ。

このあたりから見える島はこんな景色。

川魚鮎料理のお店、朝日山や塔の島を眺めながら食事が出来ます。
いい感じ。

宇治川の鵜飼い、観光遊覧船のりばのあたり。
G7 X は明暗のダイナミックレンジの広い写真も得意、ただ広角の場合あんまりいい加減に撮ると、歪みがものすごく目立つので、正面を撮る時にはあんまりピッチは振らない方が(笑)

宇治川の鵜飼いのシーズンは9月半ばでおしまい。

この手前の赤いのが喜撰橋。

喜撰橋を渡ると塔の島です。

こっちにはなぜか小さな野鳥はあまり飛んでこなくて、スズメとか、水鳥が多かったり。
きっと樹の量と密度が違うからなんだろうなー。

鵜飼いの海鵜がお行儀よくしてます。

この海鵜とは関係のない、宇治川にいる野生の川鵜。
鵜飼いの海鵜とそっくりなんだけど見分けるポイントはあります。

泳いで魚を捕ったら、こうやって羽根を乾かしてます。

こうして見ると、鵜はなかなか立派な翼を持ってる。
青い目がかわいい。

離れたところから TZ60 のズームで撮ってるのに、鵜にチラ見されました。
こっちが気になるくらい目がいいんだろうなー。


ここから下の 3枚は風景も TZ60 で撮っています。
山や島の樹木・空の映り・水面の様子などを、上にある塔の島の写真と比べてみたりなんかすると、やっぱり圧倒的に粗いのがわかってしまうかと思います。
ほぼワイド端側で撮っててもこういう差が出るのは、画素数の数の差じゃなくて撮像素子そのものの大きさの差=表現性能の差というか限界点の違いだから、これはもう仕方がないというか、ビデオみたいな絵になっちゃいます。

朝霧橋が朝日山へもつながっています。
朝霧橋を渡れば宇治神社や世界遺産の宇治上神社にも余裕で歩いていける距離だし、静かな所なのでおすすめ。

こっちがさらに上流側、関電の発電所からの水が出てくるところ。
放水量の多い時はすごいことになります。
関電の宇治発電所は土木学会選定の土木遺産になっている赤煉瓦の建物。

朝霧橋から宇治橋を見たところ、左側に写ってるのが橘橋。

島の下流側の端まで歩いて、橘橋を渡ってあじろぎの道に戻ります。

そこからちょいと小径にそれて平等院表参道に戻るとお茶の老舗が並びます。


たくさん歩いたので、ちょっと座って抹茶のソフトクリームを食べて休憩。
おいしい。

おいしい宇治茶を飲んで、そのあと宇治橋へ戻ります。
ここが平等院表参道の入り口あたりになるところ、目の前が宇治橋です。
だいたい徒歩 1分くらい。

宇治の紅葉はまだもうちょっと先って感じですね。
だけど、移ろい行く今の時期も充分に楽しめると思います。


G7 X のバッテリーが切れちゃったのでこの柳は TZ60 で撮ったもの、ゆがむw。
変なモニュメントのことは気にしない、ちょっと風が出てきてちょうどいい感じ。
楽しかった♪

ここから京阪には乗らずにJR宇治駅からバスで某所のお風呂屋さんにいってゆっくりして、返りに撮った明るい丸い月、ちょうど皆既月食のブラッドムーン前の日のもの。
月の手持ちズームは TZ60 で、だいたい60倍〜で撮ってます、まあ絵は粗いですけど月の表面の雰囲気は出ます。




晩秋の宇治平等院周辺を Leica D-LUX (Typ 109) で撮ってみました

ゆっくり歩いてみたらそれだけで楽しい、晩秋の宇治平等院〜塔の島〜宇治上神社周辺。

季節によってしっかり違う表情を見せてくれます。
たまに旅行ガイドとか見ると、このあたりは平等院以外に広がりがないだとか書かれていたりもするんですけど、それは有名な寺社仏閣を見てまわりたい人向けの観光情報だからなんじゃないかな〜と。

このページのスライドの写真は全て Leica D-LUX (Typ 109) での jpg 撮って出し。









jpg 撮って出しではなく、Raw から書き出す jpg だともっと綺麗なのでおすすめです。
特に朱塗りとか赤い提灯とか、むずかしい赤系は Raw のほうがおすすめ。



天気のいい日の散歩って楽しいよね(´・ω・`)
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