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モニタの色がおかしいと感じる場合

新品なのに、パソコンモニタの色味がおかしいとき(´・ω・`)♪

今時のパソコンモニタって、極端に安物でない限りそれなりに充分な色合いに表示されているとおもいますけど、もともとパソコンの性能やモニタの性能ってすごく差があるものだし、液晶のバックライトやフィルタの有無などにもよりけりで、表示のために出力されているRGBの信号の数値が同じであっても、並べてみると見た目はぜんぜん違ったりします。

たとえば、お店に並んでいるのパソコンの画面を見たとき、同じ蛍光灯の下にあって、同じ画面が開けてあってもぜんぜん色味が違って見えて、各々バラバラだったりしますよね。
同じ画像を開いているにもかかわらず極端に色味が違って見えるってことは、同じデーターを表示させてもいろんな要因でそれだけ個体によって見え方に差があるってことです。

RGBの信号としては同じものをモニタに出力して、それを同じ条件の環境光の下で見ても色味がけっこうバラバラに見えてしまう、もうどの絵が一番自然な発色なのかなんて、元の実物が手元にない限りわかんない。

でも、もはや黄色が黄色に見えてないとか、赤が赤に見えてないとか、あからさまに色が違いすぎるものはその製品の問題かもしれないので交換してもらったりもアリです。
モニタって、ある程度は見た目の補正もおこなえますが、だいたい色があまりにも変!って感じるってことは、もしかしたらプロファイルも変な調整になっているのかもしれないです。
そこで適当にディスプレイのプロファイルを補正したりガンマをいじると、余計バランスが変になってイライラしたり。

一般的なノートパソコンとかにハードウエアキャリブレーションとかありませんし、ぎちぎちの調整とかは無理です。
使用機種も環境もバラバラな万人向けの対策なんてものもないんですけど、どうしてもおかしいだろって感じる時は、まずは「白の色の状態」をなんとかしたら小マシになるかもしれないです。
ほとんどのディスプレイはホワイトポイントによって全体的な色合いが調整されるからです。

これだけである程度は変わっちゃうかもしれません。


・使用しているディスプレイ用のプロファイルを使っているか確認する。
・使用しているディスプレイのネイティブホワイトポイントを使っているか確認する。
・パソコンを使っている部屋の環境光の色温度に注意してみる。


その次はグレーの状態。
いきなりディスプレイのプロファイルを補正したり、製品のネイティブガンマをいじる前に、まずは標準の状態で使ってみて、輝度を暗すぎず、明るすぎずに調整。

このページの例はちゃんと見えてるでしょうか?
"画質の差"が丸わかり!――液晶ディスプレイの表示チェックをしてみよう

もしこれがわからないという場合、階調がおかしいってことです。
もともとの性能によっては細かい階調の表現とか無理な場合もありますけど、輝度が高すぎたり低すぎたりしていると、本当は階調の表現が出来る性能のものであっても、黒潰れや白飛びで階調が潰れて大雑把にトーンジャンプして見えて、例のような状態がちゃんと見えなかったりします。

それから、そもそもグレーに色が乗って見えるとかだったらおかしいので、そんな時はいきなり全体のガンマをさわらずに、先に白やグレーのガンマ、R,G,B それぞれのガンマを調整。
ガンマを調整する時は、環境光に影響を受けないように夜中に部屋の電気を消しておこなうか、遮光カーテンを閉めておこないます。

あと、モニタのネイティブホワイトポイントに近い環境光の下で、RGB→CMYKに色変換した時に色域外にならないキッチリした色を選んでモニタに表示させておいて、それと同じ色の実物のカラーチップを見比べて合わせてもいいかもしれないです。

いい加減ですけど、だいたい雰囲気あってたらストレス減りますし、気分の問題。
写真を印刷する時のホワイトポイントの設定も同じような感じで、印刷する紙の白の色を、写真を見る場所の環境光で見つつそれを撮影に使うカメラで撮って、その白色をカメラのホワイトポイントにすると同時に作業するモニタのホワイトポイントにするとか強引な力技もありだと思います、そこまでしなくていいと思うけど。

迷わずそれなりにいいモニタを手に入れる

迷わずいいモニタがおすすめ。
何もかもが楽です。
ハードウエアキャリブレーションで苦労もなし。




 



これだけでぐっと楽ですよ♪
ianli のお気楽簡易セッティングはこれ!
蛍光灯を変えてみる
作業する環境の照明(蛍光灯)を変えてみるといい感じですよ。
病院や美術館、色校正の現場で使われている蛍光灯があります。

印刷物などの色検査用、病院の診察室などに適しているのが『演色AAA昼白色』の蛍光灯です。
これ、一度使いだすともう戻れない感じ。

ついでにスタンドも。
Zライト Z-208 B ブラックってもの。白やシルバーもあるみたいですけど、ブラックが一番安くてうるさくなくていい感じ。
蛍光管は色温度:5000K、昼白色、色評価用の演色 AAA 三菱オスラム 20形色評価用蛍光ランプに変えています。
なぜ三菱オスラムかっていうと、紫外放射吸収タイプってのがあるからなんですけど inali も愛用中。

紫外放射吸収タイプ楽でいいですよ、作業するモニタの前の空間だけでもぐっとマシになります、でも明るさを期待してはダメで、使ってみるとたぶんイマイチ暗いと感じるはず。

おすすめ蛍光管






写真やグラフィックス向け、高演色LEDを使った Z-LIGHT も出てます。
PRO は普通のLEDや蛍光管のものと比べて高価だけど、これからはもうこれでいいのかもしれない、薄くてスッキリするし。







光度、照度、輝度、色温度、平均演色評価数、こういった呼び方をされるのは何のことか、その概念がすごくよくわかります。
スガツネ工業 照明の基礎知識 用語
https://www.sugatsune.co.jp/technology/illumi-w.php


見た目の補正をおこなっても、家庭でプリントしたらぜんぜん違うのは別の問題
ディスプレイの見た目の色を変えたからって、画面で見ているその色がそのままプリントできるのかというとそれはまた別の問題で、ディスプレイの見た目の色を変えても、それはあくまで作業するモニタの見え具合を調整しただけ、紙の白の色はモニタの白とも違うだろうし、そもそも紙によって白の色も違うし、印刷されたものはCMYKや+αでインキやプリンタにもよりけり、インクが紙に乗った時の沈み(吸収)によっても色の見え方が変わるし、出来上がったプリントに当たった光のうち、吸収されなかった光の反射を見ているので見え方も環境光にも左右される、RGBの画面で見ている色よりもあたりまえに色域も狭い、いろんな理由で完全に一緒にはなかなか見えないです。
プリントは出来るだけ近いニュアンスでプリントするためのプロセスや工夫が必要です。

基本からわかる!モニターとプリントの色合わせ (玄光社MOOK スッキリ解決シリーズ No. 1)


基本からわかる!モニターとプリントの色合わせ (玄光社MOOK スッキリ解決シリーズ No. 1)

画面で見てきれいな状態の写真をプリントしたけど、ぜんぜん色がおかしいじゃん!って感じでモニターに表示された色とは違うプリント出力になってしまう人向けにおすすめ。
この本だと簡易グレーチャートとカラーチャートも付いています。





参考:より正確な色評価が可能になる JUST カラービューイングシステム
こういった設備があれば小規模なオフィスや自宅オフィスでも正確なカラーマッチングが行えます。
https://www.take-online.jp/brand/?id=1464072784-874931

どこかで躓いてこんがらがってる人も、これでスッキリするよ~(´・ω・`)♪

お買いもの忘れはないですか?

  • コメント ( 4 )
  • トラックバック ( 0 )
  1. >ガンマを調整する時は、環境光に影響を受けないように夜中に部屋の電気を消しておこなうか、遮光カーテンを閉めておこないます。

    なるほど!

    まず白を白、グレーを色のないグレーに見えるようにするっていうのは
    とっても大事だと思ったのですよ。

  2. ホワイトポイントと階調を整えて環境光を工夫するといい感じになるね~

  3. PCの方を変えるんじゃ無くて、
    部屋のライトや近くのスタンドを変えるって言うのも手なんですね

    最近の蛍光灯は、
    LEDとかで微妙に色が違っていたりしますもんね

  4. PCモニタのバックライトもLEDだったりするしな~。

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