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クラウド対応 ネットワーク RAIDケースが便利 -2

クラウド対応ネットワークRAIDケースRS-EC32-CLD (゜▽゜)♪

クラウド対応 ネットワーク RAIDケースが便利 -1 の記事で書いたように ハードディスクのセットアップが完了したら、次はいよいよ RS-EC32-CLD とネットワークの接続です。

LAN に接続

ルーター、ハブ、PC など LAN 内にある機器がすべて正常に動作している事を確認して、ルーターまたはハブと RS-EC32-CLD を LAN ケーブルで接続します。

RS-EC32-CLD を LAN ケーブル・ ACアダプタと接続


この時注意するポイントは、今はまだ USB ケーブルを接続しないこと、あとは付属の ACアダプタ以外のものを使用しないことです。

電源を ON にする

LAN ケーブルで接続した後、付属の ACアダプタと ACケーブルを接続します。
前面の電源ボタンを入りにすると、電源ボタンが青に点灯します。



これで設置は完了です。
次に RS-EC32-CLD の電源が「ON になっている状態」で、RAID の動作モードの設定をおこないます。

初期設定をおこなう

RS-EC32-CLD の RAID モード
RAID の動作モードは、RAID 0(ストライピング)、RAID 1(ミラーリング)、JBOD(スパンニング)が選べるようになっています。

RAID 1(ミラーリング)
2台のハードディスクに同時に同じ内容のデータを書き込むので、保存と同時にバックアップがおこなえます。
もし1台のハードディスクが故障しても、もう1台のハードディスクが生きている場合はデータが失われません。
高速化を目的とせず、安定運用する場合に向いています。

RAID 0(ストライピング)
2台のハードディスクにデータを分散して読み書きするため、動作が高速化されます。
そのかわり冗長性が全くなく、1台のドライブが故障しただけでアレイ内の全データが失われてしまいます。
ハードディスクはある意味消耗品なので、ストライピングでの運用は高速化と引き換えのリスクがあります。

JBOD(スパンニング)
余っているハードディスクを結合して使いたい場合、2台のハードディスクを統合して単一の大容量ディスクのように扱えます。


おすすめの設定は RAID 1

inali は安定した運用ができる RAID 1(ミラーリング)の設定を選ぶことをおすすめ。
RS-EC32-CLD は、もし1台のハードディスクが故障した場合、ミラーリングの場合は異常がある側のステータスLEDが消灯になります。
この状態になった時は RAID システムとしては動作しないかわり、なんとそのままでも運用が可能。
交換用の HDD がいつでも手元にあるとは限らないし、しばらくの間そのまま使えたらちょっと助かりますよね。

電源を落とし、故障したハードディスクを取り外して、同じメーカー・同じ型番のハードディスク(またはより容量の大きなディスク)と交換して再度電源を入れると、自動的にデータがリビルドされるので安心して運用できます。
リビルド中でもデータへのアクセスが可能です。

RAID 1 で設定します
小さなマイナスドライバーなどを使って、背面の RAID 動作モード切替スイッチを動かして選択した後、CONFIRM ボタンを先の尖ったドライバーやボールペンを使って 3秒~5秒押し続けます。



CONFIRM ボタンを押し続けていると、ハードディスクがちょっとブルブルっと動作します。



ハードディスクの残量 LED(青色)が両方とも点滅している状態になっている事を確認、これで初期設定は完了です。
あとはブラウザから Ratoc Cloud Disk にログインし、HDDのフォーマットをおこないます。

Ratoc Cloud Disk にログインする前に必要なこと

Ratoc Cloud Disk とは、ブラウザから RS-EC32-CLD の各種設定や管理がおこなえるツールのことです。
配布されるファームウエアのアップデートなどもここ経由でおこないます。
inali が使っている OS は主に Mac (OSX 10.8.4) なので、ここからは Mac のスクリーンショットで説明していきます。
手順や内容は Windows でも同じです。

NetTool を起動します

添付の CD-ROM のユーティリティフォルダの中にある NetTool をダブルクリックで起動します。
Windows の場合は nettool-pc.exe、Mac の場合は nettool_mac.app という名前のアプリケーションです。



NetTool - v1.3 を起動すると、「 IP:0.0.0.0、Host:Not Found!、Group:Not Found! 」という表示になっています。
「アプリケーション ”nettool-mac.app” へのネットワーク受信接続を許可しますか?」というファイアウォールのアラートが出るので、「許可」ボタンをクリックします。



「許可」をクリックすると、自動的に IP・Host・Group それぞれの検索結果が表示されます。
自動的に表示されない場合は Search ボタンをクリックします。
検索結果が表示されたら Connect ボタンをクリックします。



以上で Ratoc Cloud Disk にログインすることができます。

NetTool の動作には Java 環境が必要

Macの場合、Mac OS X 10.7 以降は OS の仕様が変わり、Java ランタイム(Java Runtime Environment)が初期設定でプリインストールされていないため、JRE を利用するユーザーはオプションで選択してインストールしてやる必要があります。

Mac OS X 10.7 以降の環境で Adobe CS などを使っている人はすでに Java Runtime Environment がインストールされていると思います。



もしインストールされていない場合は、NetTool を使うために Java Runtime Environment (JRE) を有効にしておく必要があります。
(※Oracle Java バージョン7u11 以下は、OS X 上では Apple によって無効にされています。最新リリースに更新するとセキュアな Java を Mac で実行できます。)


Java SE 6 がはじめから入っている OS X 10.6 、また、Windows 7 の環境では特に何もしないでも NetTool - v1.3 が正常に動作する事を確認しています。(※JREは必要です)
Windows 7 では実機の他にも、VMware Fusion 5 の仮想環境での動作も全く問題なく使えています。


OS X 10.8.4 の環境では、NetTool - v1.3 は Java 6 でも最新の Java 7 でも正常に動作する事を確認していますが、もし OS X 10.8.4 環境で Java Version 7 をインストールしても Java のテストページの表示がうまくいかない場合は、いったん Apple 提供の Java SE 6 Web プラグインと Web Start 機能を再び有効にさせる方法があります。


Java のテストページ
http://www.java.com/ja/download/testjava.jsp

Apple 提供の Java SE 6 Web プラグインと Web Start 機能を再び有効にする方法



はじめ、 OS X 10.8.4 に Java SE 7 をインストールした inali の環境では Java のテストページの表示がうまくいかず、上記の Apple のページに書いてある作業を行った後、Java SE 6 でテストページの表示の確認がおこなえるようになりました。



ベンダー:Apple、バージョン:Java SE 6 Update 45、これは旧バージョンのものです。

このあと、推奨の Java 7 Update 21 をインストールしました。



最新の Java 7 をインストールすると、旧バージョンの Apple Java 6 を使用できなくなりますが、NetTool - v1.3 の他にも JRE の環境が必要なアプリケーションの動作に問題がなく、Java のテストページも正常に表示されることを確認しています。



ベンダー:Oracle Corporation、バージョン:Java SE 7 Update 21になりました。


最新の Java for Mac OS X のダウンロードはこちらから
推奨 Version 7 Update 21 (ファイルサイズ: 50.4 MB)


Java Runtime Environment (JRE)を有効にする、Web ブラウザで Java を有効にする
http://www.java.com/ja/download/help/enable_browser.xml

Mac Java 7のインストールと使用に関する情報およびシステム要件
http://www.java.com/ja/download/faq/java_mac.xml

※テストページの表示には 32ビット・ブラウザ は使えません。
Google Chrome は32ビット・ブラウザなので、Java 7 をサポートしていません。
Java 7 は Safari や Firefox などの64ビット・ブラウザでのみ実行されます。







やってる事はけっこう簡単。
LAN に接続し、電源を入れ、RAID の動作モードを設定し、CONFIRM ボタンを押します。
添付の CD-ROM にある NetTool - v1.3 を起動し、Connect をクリックします。
JRE がない場合は Javaをインストールします。
(NetTool の動作には Java 環境が必要なので、JRE の環境を用意します)
NetTool で Connect をクリックし、ブラウザから Ratoc Cloud Disk にログインします。


Connect をクリックして Ratoc Cloud Disk ログインします。





クラウド対応 ネットワークRAIDケース(3.5インチHDD2台用)
製品型番:RS-EC32-CLD
Windows 8 / 7 / Vista / XP(※32ビット/64ビット両対応)
Mac OSX 10.5以降対応



続くよ~(゜▽゜)♪

10/25追記
注)OS X Mavericks をインストールしたら Java が消えています
まあ Mac OS の仕様なんですけど、必要な人は自分で入れてくださいってことで。
再度 Java 7をインストールしてみました。

Java for Mac OS Xのダウンロードはこちら

▲このページから、Java for Mac OS X をダウンロード。
推奨 Version 7 Update 45 (ファイルサイズ: 50.6 MB)

Mac での Java のインストール方法
詳しくはこちら
http://www.java.com/ja/download/help/mac_install.xml

Mac OS Xシステム要件
・Mac OS Xバージョン10.7.3以降を実行するIntelベースのMac
・管理者権限
・64ビット・ブラウザ(Safari、Firefoxなど)
・Chromeなどの32ビット・ブラウザは Java 7 をサポートしていません

※本体のファームウエアアップデートがあります。
クラウド対応 ネットワーク RAIDケースが便利 -5 の一番最後に、ユーザー向け追加情報を追記しました。
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