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自滅する馬鹿が伏見稲荷にやってくる

馬鹿はくんな(´・ω・`)

TripAdvisor 日本国内 三年連続第一位の結果は…
もうほんとにただの観光地でしかないやん。
これでいいのか? って、いいわけがないし絶対によくない。
稲荷山は神奈備かんなび、お山全体が神体山なんだし、このままで人が増えるってのは具合悪い。

五月蝿いだけでなくて、ぶっちゃけそこらじゅう「ゴミと落書き」だらけ。
納札所の近く、大八嶋社おおはちしまのやしろの傍のお塚の台の下の飾り穴(狐の穴なんだろうけど)だって、まるでゴミ箱であるかのように缶やペットボトルが突っ込んでありました。
伊邪那岐イザナギ伊邪那美イザナミが生み出したとされる日本列島の名前は大八嶋、こんなの故意にやらないとできないし。

 


伏見稲荷大社、荒らされ放題。
空き缶、ペットボトル、みかんの皮やお菓子の空き袋、弁当などのゴミ、唾、そして落書き。
真面目な話、もう異常に騒がしいとかだけで済んでいない様子。

今回、難切り不動がめちゃくちゃにしてあって、いろいろ戻しつつ情けなかったのを契機に、世の中にちょっと悲惨な写真を晒して書いてしまおうと思いました。
2014年ぐらいまではこんな感じで、観光客がいてもまあそこそこ普通に綺麗だったんだけど。


上の写真の辺り、新池(こだま池・熊鷹池とも呼ばれる)の手前のお塚の奥だけお見せしますけど、今やこんな感じで、もうね。





















この場所だけでも、これで全部ってわけじゃない

残念だけど、ほんとにこれで全部じゃないんです。
現状回復できないし、犯罪ですよね?
こんなことやって日本に来てよかったとか楽しかったとか思われてたとしても、それになんの意味があんのかって感じで。
こんな芽は早く摘まないと、自分も自分もって感じで歯止なく増える。

その他に、お塚のいろんなものや倒れるはずもない重さの飾りなどが自然に朽ちたのではなく、不自然に破壊されている箇所も実際にある。
落書きと同じノリで、供えてあるものを動かして別の場所に置くなんかもあるし。
明らかに誰かがそれを元に戻している形跡もあったり。

犬に小便させたり脱糞させたり、ひとけの少ないルートにあるものの大胆な破壊なんかは前々からあったんですけど、それだって放置できないはず。
綺麗事なんかでは守れない現実。



遊園地と祇園花街の区別のつかない程度の人らが登山リュックにスニーカーに半ズボンみたな珍妙なカジュアルで自撮り棒を振り回してウロウロ、舞妓の着物を引っ張ったり破ったりするようなのと同じようなことが起こっているのかもしれない。

そもそもの話、そういうの相手に常識的な TPO なんて求められないし、無理だと思う。
直接的に言わなきゃわかんない、言われたら知らんぷりの人たちが用もなくたくさん来てるだけのことなんだし、別にそんなのまでを呼ぶ必要はないわけですし。

なぜ変なのが来るのかというと、入るのが無料だから。
旅行社やガイドはお金儲けしたいだけでそれ以上のことはしませんし。
犯罪性向のある人は破壊やいたずらがしたいから、それ目的でスプレー缶やシールや掘る道具やペイントマーカーなど変なものを常に持ち歩いてますし。
そんな中で、馬鹿みたいにおもてなしのはき違えをやっていてもしようがない。



 


読まれないチラシや看板はそもそも無力

「彼らは日本のマナーを知らないだけのことだ」として、「知らないんだから教えたらわかるんです」という考えは果たして正しいのか?
その考えはきっと根本的に間違ってると思います。

そもそも「知らない」のは日本独自のマナーや、その場独自のルールについての事なのかというと、ほんとうはローカルなルールを知っているかどうかじゃないわけで、もっとベーシックなところからしてちょっとおかしな人たちだったりする。

実際、2014年頃からその手のパンフレットを作ったり看板などを設置してみて、それで何かが変わったのかといえば、ぶっちゃけ変わらないでしょ?
たとえば苦肉の策で南禅寺みたいにこのようなページを作っても、わざわざアクセスしてドンピシャでそのページを見つけて読まない限り、見ない人は見ないんですし。
そのページにたどり着くには、そもそも関心がないとそういう行動すらない。



知っていたら常識的なルールを守る気があるかどうかというところは、「知っている・知らない」という知識の部分や、期待する側の求める基準からみている良識とは無関係な属人的な習慣や良心に依存する部分であって、「人の質の問題」に過ぎない。

別にローカル・ルールを知らなかろうが教えてなかろうが、普通にモラルがある人間はおかしなことはやらないですし、それは全世界的に普遍的な価値観のはずだし、ノーマルな人が圧倒的多数派であることは間違いのない事実。

それを踏まえて「変な人」をどうするかってとこらへんの話。
特に、誰からも見られていないと思っている場所でどういう行動をするかは、その個人の質に依存するところだから、どこかで「振り分け」をしないといけない。



アップした写真の例は、これみんな「観光客」がやってることですよね。
猿でも猫でもカラスでもない。

祭祀の場所全てを開放して楽しく観光してもらうにしても、まともな感性の人間だけに来てもらえればいいだけのこと。
もともと、ほんの6〜7年ほど前までなら、お山の参道ですれ違う人たちは挨拶していたような環境だったのに、困った人は増える一方、不快な目にあってうんざりした人の足が遠のく一方、みたいな悪循環を放置していると、ある日その比率が大きく入れ替わっていた時にはもう取り返しがつかなくなるかもしれない。

許容のキャパオーバーは確実に迫ってきてる感じがする。
そろそろ参詣と観光は分けないといけないのではないかというところまできてるはず。
大八嶋の全てがこんな感じになってきてるんじゃないかという気がするんですけど、そこは変な憎悪ではなく、元の状態に戻そう、今より良い環境に変えていきましょうってことで。

国もインバウンド観光だとか民泊だとか、まださらに訪日客倍増だとか浮かれる前に、先にやることはきっちりやっとかないと、もう京都のあっちこっちが既にダメな感じ。
金がないなら円山公園で野宿したらいいだとか外国人向けにサイトで指南する外国人もいてますし、単純に訪日客倍増とかやってると無茶苦茶されますよ。

 


軽く属人性を絞り込みやすい「対価をとる」ということ

神社ってのは根本的に参拝時にお金をとっていないし、お賽銭だって観光客が納めてるのはどうみてても非常に稀で、例えば清水寺のように門周辺の途中から先へ進むには拝観料を取るだとか、樹木の中に監視カメラがあるだとか、バチカンなどのように落書きの発見なんかは大騒ぎして世界中のメディアに晒すなどすれば、もしかしたらこうはならないのかもしれない。

で、たとえ10円や100円であっても、「そのお金を出してでも」という動機のステップを超える人っていうのは、その金額の多寡によらず、「タダだから」っていう人たちとはちょっとは違うんですよね。

仮にそれでお金をとるにしったって、自分のしたいことに限ってはお金出すでしょ。
それこそ参道の屋台のようにそういう人たちで一日中賑わうだろうし、そもそもがそういう雰囲気を楽しむ目的で来てるんだし。

それでも、ここは遊園地ではなくて祭祀の場所なんだという事を知ってもらった上で、ってのが前提ですよね、そのへんがもうなし崩しになってるんじゃないかと。



参道の屋台などの賑わいの雰囲気と神域の区別のつかない人らがお塚やその周辺に無駄に入ってくると、もうずっと見てないとこうなるかもしれないリスクがある。
24時間誰でも無制限に立入させて、墓所を荒らされてるのと変わりないような状態。
仮に遊園地でも、こんな廃墟みたいな事になってたらダメ。

こういうをのどうしていくかっていうのは、神田(かんだ、じゃなくて、しんでん)下流の八嶋ヶ池周辺の新規整備なんかよりも大事だと思う、そんなの作っても今のままじゃどこの場所もいずれはこうなるのかもしれない。



「かへりこし 日本のくにの たかむらも あかき鳥居も けふぞ身に沁む」
長いドイツ留学から斎藤茂吉が帰ってきて、まず詠んだのはそんな日本の風景。
身に沁むどころか、日本にわざわざやって来て朱の鳥居と竹叢の場所を荒らして遊ぶ、それが楽しいみたいな感性の人はほんとに呼ばなくていいんですよ、だいたい朝の9時前後でお山の上の方まで雰囲気が変になってくるじゃないですか。


ブロックですら人気ありすぎ。


現地に来たことすらないパクリキュレーションメディアなんかがこんなこと書くわけもなく、お金儲けでやってる人らはそもそもネガティブだと感じられる事は基本的に書かない。
まあ損な事やってるとは思うんですけど、行政は金になる誘致しか興味がないし、そこらじゅうが破壊されても関心がない。
この問題を大伊奈利などに載せるなら写真は提供します。

バカは来ないほうがいいのよ…(´・ω・`)

お買いもの忘れはないですか?

  • コメント ( 1 )
  • トラックバック ( 0 )
  1. 昨日、難切り不動尊のおりんと鈴棒が、布団を残し無くなっていました。
    ただただ情けなく、悲しい現状。

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