goods and life +

【きてます】とんでもないものが復活の儀

An individualist returns

Summilux-M 35mm f/1.4
Leica Summilux-M 35 f/1.4 が復活、ウェッツラーの工場で新たに生産を開始、2022年10月21日(金)10時より受注開始予定。
いわゆる無限遠ロック付きのスチールリムが完全復刻、超ヤバい(笑)
完全復刻とはいっても、ロックの形状やらその他諸々含めて完全コピーだとは言えないですけど、まあクラシックレンズの雰囲気のオマージュというか Leica 純正の Leitzレプリカみたいなもので、写りは一緒とはいえないけど本格的に寄せてきてますよね。

ストッパー付き、スチールリムの 1st だと、オリジナルでまともなコンディションの品は今や200万〜300万円とかおそろしげな価格になってますけど(OLLUX フードを備えた手付かずの品の価格は主要オークション サイトでは 2,447,172.00円〜5,162,376.00円の範囲)、一方こっちは(いまのドル相場からすると)60万円未満。

Steel Rim のついていないバージョンと比べるとレンズの全長も更に少し小さくなって、レンズフードには E46用のねじ切りも新設されています。
シルバーもかっこいいですね。

価値なども含めたいろんな意味ではそりゃオリジナルのほうがもっといいとは思いますけど、オリジナルから最良のコンディションのものを手の届く金額で見つけるのは現実的には至難の業だろうし、これはこれで希少なレンズで、しかも新品です。
https://leica-camera.com/ja-JP/photography/lenses/m/summilux-m-35mm-f1-4
復刻版のコーティングがどうなってるのか気になるところですよね。
※reissue Summilux-M 35mm f/1.4 スチールリムのフィールドテスターの 1 人である Milan Swolfs 氏(復刻版 Noctilux-M f1.2/50mm ASPH. の時もテストや作例もやられていた方です)によると、マルチコートだということでした。
M10-R との組み合わせではコントラストとシャープネスがオリジナルスチールリムよりも増している感じだそうですよ。

てことで、フイルムに対してはどういう発色をさせるか、という部分がオリジナルとはちょっと変わってくるのかもしれないですね。
もちろんフィルムカメラを続けるライカのことだし 当然 CCI規格の推奨許容範囲内にあるのでしょうけど、かつて Summilux の 50mm で 2nd, 3rd までほぼ同じだった光学系とコーティングのものから、非球面、フローティングエレメントの 4th になった時に、デジタル向けのグリーンや赤色に見える層の入ったマルチコーティングへと変わって、出る色が違うということでブーブー言ってた人がいましたね。

まあ確かにフイルムに対してはどういう発色をさせるのかについてはレンズのコーティングに大きくかかってきますし、マルチコーティング以降のレンズはフレアの出方やらフレアの色やらもまた違うのは仕方ないですね、仮に光学系が同じでもコーティングが違ったらもうそれは違うキャラクターのレンズなんだし。
しかし、この復刻版はマルチコートだけど開放時のハイライトのブルームや虹のようなフレアが出せるのもちゃんと残してある感じです。
(晴天時の昼間にデジタル機のカラーである程度絞ってストリートなど撮ると、かなりモダンなカラーコントラストでのはっきりした写りになるので、昔のような半逆光時の微妙な淡さの再現などはそんなに似ていない感じ)

オリジナルの Steel Rim とは 1960年 Dr. Walter Mandler と Erich Wagner によって設計された 35mm f/1.4 Summilux で、ライツ・ガラス研究所(1949〜1989年, 50,000 以上の溶融ガラス実験で 2,000 以上のレシピの特許を取得、35種類の新しいガラスを開発)で開発された 5群7枚の非放射性ランタン希土類ガラスエレメントが組み込まれた特異な luminous rendition が特徴。
1990年以降には割と一般的になってきた日本語英語の「ボケ」から、後に The King of Bokeh. と呼ばれるキャラクターとなっています。
Summicron 35mm に The King of Bokeh がよく使われていたりするのは、どうやら誰かの誤用が当時の雑誌に載ってその後伝播した結果のようです。

コードは 11869 や 11870、11871、11872 ではなく、新たに 11301 となっていて、デジタルの M に最新のファームウエアが入っていても、レンズ設定のところにはまだ 11301 が入っていないので、近々ファームウエアの更新なんかもあるかもしれないですね。

追記:ファームウエアの更新来ましたが、内容はこんな感じでした。
_FIXED : Incorrect JPG tone curves in connection with some lenses caused the contrasts in dark areas tobe displayd too strong.
_FIXED : Non-coded lenses were displayed incorrecyly in the user profiles.



Leica M6
で、もう今はフィルムカメラの生産をやってるのはライカくらいなんですけど、かねてからライカのフィルムカメラの新製品の噂が出ていたところ、なんとほんとうに Leica M6 が再生産、ほぼ 90%くらいはオリジナルとそう変わらないというお話です。

https://leica-camera.com/ja-JP/photography/cameras/m/m6
ファインダーの窓も良くなって、トップカバーもベースプレートも亜鉛ダイキャストから真鍮削り出しになってて質感もいい感じ。
アイコニックなカメラですよね、まあ自分的には現行の MP を 50mm専用のファインダー倍率の M3ルックで出してほしかったんですけどね、SOLMS だった頃の M3J みたいなああいう感じで。
てか、ほんのちょっと昔はア・ラ・カルトでファインダー倍率を選べるオプションがあったんですけどね。

ライカの中ではリーズナブルな機種とはいえ、そこは手作業で緻密に作り込まれれています。


絞りを開放にして逆光で撮影すると…
見慣れたデジタルの絵がだんだんありきたりに見えてくるのかもしれない時代に、フイルムの変な魔力が…

この時代の色ってなんかめちゃめちゃ良くないですか?

さて、Summilux-M 35mm といえば、M型用でも45センチまで寄れるようになったダブルカムの新型も出てきましたが、光学は直近のものと全く一緒ですよね。
ただし、ダブルカムの VII は絞り羽根の枚数が増えていて、ボケがより美しくなりそう。
で、希少なダブルアスフェリカルのものや最近の ASPH. の FLE と比べて、初期型や 2nd、その復刻版のスチールリムはレンズの構造もそれ以降のモデルとは異なるものでキャラクターそのものも写りも全く異なるタイプのものなので、ついでに今までの Summilux 35mm それぞれどうなのかについて詳細な情報を Nürnberg のライカストアが出してくれていますね。


まあよくある個人の感想レベルのお話とは違って、キャラクターの違いによるレンダリングの違いなども実例でみることができるので、YouTube動画レベルの画質ですけどわりとわかりやすいので興味のある方は最後までじっくりどうぞ。

 icon-youtube-play https://youtu.be/9y6DfTlqylQ


ちなみに、だいたい毎度の価格改定があって、以前メルケルの時代にドイツでの人件費の法律の件で結果だいぶ値上がりすることになり、かねてからライカはレンズの磨き専門工場やグリップなどの精密加工品の生産をドイツからポルトガルに移すなどの企業努力的な対応はされているもののそれでも値上がり、今回は世界中がこんな状態の中、日本でも 2023年1月20日以降注文分より、更に値上がりの様子です。
ん〜、どんどん高くなりますねえ。





まあこんな世界情勢と為替相場の中、日本でも 10月からは更にまたライカ製品が値上がりしてしまいますね。
あと、いうてもポルトガルの工場もとってもいい感じなんですねえ、さすがライカって感じですけど、こういう企業がちゃんと存続できる世の中であってほしいですね。

50 Years of Leica in Portugal


そんじゃあね〜…(´・ω・`)

お買いもの忘れはないですか?

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

海外からのスパム対策のため、日本語を含まない投稿は無視されます。

Return Top