macOS Ventura 13.6 で使っている Mac Pro 5,1 に macOS Sonoma の実験台になってもらったところ…
Mac Pro (Early 2009) で macOS Sonoma 14.0、これ、わりと簡単に成功しました。
Mac Pro (Early 2009) に Opencore Legacy Patcher の環境なので、年末までには Sonoma に対応できるはずと言っていた割にはもう来たよって感じの OpenCore Legacy Patcher 1.0.0 が自動的に表示されます。
(ここからダウンロードすることもできます)
Ventura や Sonoma は OCLP が Naviシリーズの GPU にまだ対応できていない(Legacy Metal Graphics Support and macOS Ventura - Sonoma)ので、Polaris の Radeon RX580 で使っているため、いつものように Graphics: AMD Legacy Polaris と Miscellaneous: Legacy USB 1.1 のパッチが用意されます。
KDK Build 23A5337a がダウンロードされ…

自動的にパッチがあたるので終わったらリブートしてアップライ。
再起動後、アプリケーションフォルダに入っているエイリアスをクリックして確認してみると、ちゃんと OCLP v1.0.0 になっていますね。

てことで、今回は新しい OS だけど、起動用の USBスティックメモリなどを作らずに、この状態からそのまま、システム設定のアップデートのところからアップグレードしてみることにしました。(これはただの気まぐれで、新規でインストールするなら、起動・インストール用の USBスティックメモリを作って新しいディスクにインストールすることをおすすめします)
まあ、そのままアップデートすることのメリットは、既存の環境のままで OSアップグレードになるため、途中で「移行」などを行う手間が省けるくらいのことですけど、ただ、そのリスクとしては、もしも万が一失敗したらちょと面倒なのですけどね。
あと、macOS Ventura 13.6 からそのままアップグレードすると、Ventura専用のアプリなど、例えば OnyX.app なんかは適宜 Sonoma用のものに入れ替えたりしておく必要はあります。
macOS Sonoma 14.0、12.84BGB あります


再起動後インストールが始まると複数回再起動するので、最終的にログイン画面が表示されるまでしばらく放置しておきます。

最初の起動時に、こんなのが出ます。
適当に「続ける」をクリックしてしまいました。

iCloud の新しい規約にも OK する必要がありますね。
…てことで、まあ普通に macOS Sonoma 14.0(23A344) になりましたね。

先ほど適当に「続ける」をクリックしてしまいましたが、最初から「以前の壁紙」を選んでおかないと、あれ?ってなりますね。

外観モードをライトやダーク、自動に切り替えてみても、なぜかメニューバーだけが白いままな件…
最初の起動時に出てくる壁紙を選択で、「以前の壁紙」を選ばずに「ソノマのまま続ける」をクリックして立ち上げたら、もともとダークの設定にしていたはずなのにメニューバーだけが白い、みたいなことになりましたが、これは簡単に元に戻せます。

この現象はアクセシビリティの透明度とかそこらの設定のことは関係なくて、スクリーンセーバと壁紙が関係しているようで、いつも使っているカスタムカラーで作った作業用のグレイやら、スペースグレイ(プロ)など、一旦他のものを選んでみると、メニューバーの振る舞いも外観モード切り替えに合わせてちゃんと切り替わるようになります、と言いたいところだけど、スペースグレイ(プロ)などを選ぶと、どうやら外観モードをライトにしてもメニューバーはグレイっぽいですね。
なので、ここらの動作はひょっとしたらちょっと怪しいっちゃあ怪しいのかもしれないし、ただの仕様的な振る舞いなのかもしれない、しらんけど。
※(右上のダウンロード中の iOS 17.0 Simulator(21A328) は、macOS Monterey だと使えない新しいバージョンの Xcode 15.0用のものですが、7.56GB もあります)
新機能のウィジェットとかスクリーンセーバなんかは inali的にはわりとどうでもいいんですけど、macOS Ventura と比べて圧倒的に便利になってるなあと感じるのが、macOS Monterey あたりから爆速になった「画面共有」の機能アップと、デバイスをまたいだちょっとしたメモの共有に重宝する「メモ.app」です。
「画面共有」は、いまネットワーク上に何が存在するか手軽に見ることができるだとか、接続する先の選択や個別の接続などが便利になっていますし、相変わらず爆速なので、ファイルのやり取りも非常に便利です。
アドレスやポートなどの情報も簡単に見ることができるようになっています。
(ss では Monterey しか接続してないですけどね)
メモ上で自由に PDF を見るということができるのがなにげに便利だったりします。
たとえば macOS Monterey などは メモ.app 上の PDF は表紙しか見えないし、中身を読むにはわざわざ右クリックしてプレビューで開いて見ることになるわけですけど…

今回の Sonoma の メモ.app だと、ウインドウサイズを広げるか、もしくはマウスで左右にスクロールして全てをみることができるようになりました。
ちょっとしたことですけど、手間も省けるし、使い心地もよくなっています。
あれを開けて、これを開けて、みたいなことが減って、人間の行動にフィットする流れというか、こういうのはできれば他のバージョンの OS の メモ.app にもアップデートで取り入れてほしい機能です。
あと、システム設定のパスワードの管理のとこらが以前よりかなり洗練されてきましたね、とても見やすくなっています。
まあ滅多に使われないかもしれないだろうけど、ロックダウンモードも簡易になっています。
で、旧来からある機能の Mighty Mouse 設定なども健在で、有線クリクリマウスはなにげに便利だったりしますよ。
こういうのもちゃんと残してくれていますね。
…ていうか、プロの人は今でもけっこう普通にクリクリマウス使ってますよね。

それと、今回から始まった初期のお仕着せ仕様のちょっと面倒くさい挙動などは、システム設定の「デスクトップと Dock」の中にあるデスクトップとステージマネージャの項目内の「項目を表示」のところで、「ステージマネージャ使用時に」のチェックを外し、「壁紙をクリックしてデスクトップを表示」のプルダウンでは、「ステージマネージャ使用時のみ」を選んでしまえばわりと従来のデスクトップ機のように余計な振る舞いを無くせます。
ついでに、ステージマネージャやウイジェットの項目は全部オフにして、チェックマークも外しておけばいいし、Mission Control のホットコーナーの割り当ても全部消しておけば、遊び要素満点の不要な挙動もなくせますね。
で、感じとしては、もう macOS Ventura 13.6 に戻る理由は見当たらないですね。
ていうか、macOS Ventura って何がしたかったんや?、って感じで。
でもまあ OCLP で macOS Sonoma が使えることはいいんだけど、クリエイティブな作業をするのであれば、まだまだ安定の旧バージョン OS がいいですよ。
今問題になっている、OS の開発側からサポートが切られてきている PostScript やら EPS は、セキュリティ絡みで近い将来消えていく規格だろうし、もうしょうがない流れみたいだけど…
EPSON のインクジェットプリンターはなぜか macOS Ventura までしか対応情報がないんですよね、今後のお知らせすらまだない、そこらがちょっとね。
たとえば SC-PX5VII の場合だと、macOS Sonoma のドライバなどがまだないので、一般設定とサプライのレベルを見ることしかできません。

macOS Monterey だと、一般設定とサプライのレベルだけでなく、オプションやユーティリティも表示され、操作が行なえます。
ないと困るんですよねこんなもの。



そういえば macOS Ventura だと EPSON のドライバーは調子悪かったですし、macOS Sonoma 向けの EIZO ColorEdge のソフトウェアやドライバの対応リリースもまだですし、そのへんのことはやっぱり枯れた macOS Monterey もしくはユーザーの多い Windows の環境に留めておかないとまるで駄目ですね。
OpenCore Legacy Patcher
追記:macOS Sonoma の一部の Broadcom WiFi カードとグラフィックスの問題のバグ修正リリース、OpenCore Legacy Patcher 1.0.1 が来ています。
macOS Sonoma を起動すると、自動的にこんな表示がされる親切設計。

ダウンロード、インストールして必要なパッチを当てて再起動すると完了です。


OCLP 開発の努力のおかげで、Mac Pro 5,1 (Early 2009) でも macOS Sonoma は普通に動いてくれますね。
AMD Navi が使えるようになったら嬉しいんですけどね。
あと、どこからどう漏れたのか知らんけど、LINE やら Yahoo! やら好んで使う特定のひとりの人にだけ教えていた特定のメルアド・共通ログインパスワードに紐づいたものだけが見事にこうなっちゃってますが、こういう状況も把握しやすくて、最近の OS やブラウザの機能はいいですよね。(そういう泳がせ方とか良い子は真似しちゃダメです)
まあね、この人は迷惑メールに憤慨して抗議の返信メールをガチで送っちゃったりする程度の馬鹿で、こんこんと説明してもやっちゃう人ですから、いつかこうなるということは織り込み済みでした。
既存のハードウェアをセキュアな環境で最大限に活用する持続可能なソリューション、よい感じ(しらんけど)
そんじゃあね〜…(´・ω・`)
Mac Pro (Early 2009) で macOS Sonoma 14.0、これ、わりと簡単に成功しました。
Mac Pro (Early 2009) に Opencore Legacy Patcher の環境なので、年末までには Sonoma に対応できるはずと言っていた割にはもう来たよって感じの OpenCore Legacy Patcher 1.0.0 が自動的に表示されます。

Ventura や Sonoma は OCLP が Naviシリーズの GPU にまだ対応できていない(Legacy Metal Graphics Support and macOS Ventura - Sonoma)ので、Polaris の Radeon RX580 で使っているため、いつものように Graphics: AMD Legacy Polaris と Miscellaneous: Legacy USB 1.1 のパッチが用意されます。





てことで、今回は新しい OS だけど、起動用の USBスティックメモリなどを作らずに、この状態からそのまま、システム設定のアップデートのところからアップグレードしてみることにしました。(これはただの気まぐれで、新規でインストールするなら、起動・インストール用の USBスティックメモリを作って新しいディスクにインストールすることをおすすめします)
まあ、そのままアップデートすることのメリットは、既存の環境のままで OSアップグレードになるため、途中で「移行」などを行う手間が省けるくらいのことですけど、ただ、そのリスクとしては、もしも万が一失敗したらちょと面倒なのですけどね。
あと、macOS Ventura 13.6 からそのままアップグレードすると、Ventura専用のアプリなど、例えば OnyX.app なんかは適宜 Sonoma用のものに入れ替えたりしておく必要はあります。
macOS Sonoma 14.0、12.84BGB あります


再起動後インストールが始まると複数回再起動するので、最終的にログイン画面が表示されるまでしばらく放置しておきます。

最初の起動時に、こんなのが出ます。


iCloud の新しい規約にも OK する必要がありますね。
…てことで、まあ普通に macOS Sonoma 14.0(23A344) になりましたね。

先ほど適当に「続ける」をクリックしてしまいましたが、最初から「以前の壁紙」を選んでおかないと、あれ?ってなりますね。

外観モードをライトやダーク、自動に切り替えてみても、なぜかメニューバーだけが白いままな件…
最初の起動時に出てくる壁紙を選択で、「以前の壁紙」を選ばずに「ソノマのまま続ける」をクリックして立ち上げたら、もともとダークの設定にしていたはずなのにメニューバーだけが白い、みたいなことになりましたが、これは簡単に元に戻せます。

この現象はアクセシビリティの透明度とかそこらの設定のことは関係なくて、スクリーンセーバと壁紙が関係しているようで、いつも使っているカスタムカラーで作った作業用のグレイやら、スペースグレイ(プロ)など、一旦他のものを選んでみると、メニューバーの振る舞いも外観モード切り替えに合わせてちゃんと切り替わるようになります、と言いたいところだけど、スペースグレイ(プロ)などを選ぶと、どうやら外観モードをライトにしてもメニューバーはグレイっぽいですね。
なので、ここらの動作はひょっとしたらちょっと怪しいっちゃあ怪しいのかもしれないし、ただの仕様的な振る舞いなのかもしれない、しらんけど。
※(右上のダウンロード中の iOS 17.0 Simulator(21A328) は、macOS Monterey だと使えない新しいバージョンの Xcode 15.0用のものですが、7.56GB もあります)
新機能のウィジェットとかスクリーンセーバなんかは inali的にはわりとどうでもいいんですけど、macOS Ventura と比べて圧倒的に便利になってるなあと感じるのが、macOS Monterey あたりから爆速になった「画面共有」の機能アップと、デバイスをまたいだちょっとしたメモの共有に重宝する「メモ.app」です。
「画面共有」は、いまネットワーク上に何が存在するか手軽に見ることができるだとか、接続する先の選択や個別の接続などが便利になっていますし、相変わらず爆速なので、ファイルのやり取りも非常に便利です。
アドレスやポートなどの情報も簡単に見ることができるようになっています。

メモ上で自由に PDF を見るということができるのがなにげに便利だったりします。
たとえば macOS Monterey などは メモ.app 上の PDF は表紙しか見えないし、中身を読むにはわざわざ右クリックしてプレビューで開いて見ることになるわけですけど…

今回の Sonoma の メモ.app だと、ウインドウサイズを広げるか、もしくはマウスで左右にスクロールして全てをみることができるようになりました。

あれを開けて、これを開けて、みたいなことが減って、人間の行動にフィットする流れというか、こういうのはできれば他のバージョンの OS の メモ.app にもアップデートで取り入れてほしい機能です。
あと、システム設定のパスワードの管理のとこらが以前よりかなり洗練されてきましたね、とても見やすくなっています。
まあ滅多に使われないかもしれないだろうけど、ロックダウンモードも簡易になっています。
で、旧来からある機能の Mighty Mouse 設定なども健在で、有線クリクリマウスはなにげに便利だったりしますよ。

…ていうか、プロの人は今でもけっこう普通にクリクリマウス使ってますよね。

それと、今回から始まった初期のお仕着せ仕様のちょっと面倒くさい挙動などは、システム設定の「デスクトップと Dock」の中にあるデスクトップとステージマネージャの項目内の「項目を表示」のところで、「ステージマネージャ使用時に」のチェックを外し、「壁紙をクリックしてデスクトップを表示」のプルダウンでは、「ステージマネージャ使用時のみ」を選んでしまえばわりと従来のデスクトップ機のように余計な振る舞いを無くせます。
ついでに、ステージマネージャやウイジェットの項目は全部オフにして、チェックマークも外しておけばいいし、Mission Control のホットコーナーの割り当ても全部消しておけば、遊び要素満点の不要な挙動もなくせますね。
で、感じとしては、もう macOS Ventura 13.6 に戻る理由は見当たらないですね。
ていうか、macOS Ventura って何がしたかったんや?、って感じで。
でもまあ OCLP で macOS Sonoma が使えることはいいんだけど、クリエイティブな作業をするのであれば、まだまだ安定の旧バージョン OS がいいですよ。
今問題になっている、OS の開発側からサポートが切られてきている PostScript やら EPS は、セキュリティ絡みで近い将来消えていく規格だろうし、もうしょうがない流れみたいだけど…
EPSON のインクジェットプリンターはなぜか macOS Ventura までしか対応情報がないんですよね、今後のお知らせすらまだない、そこらがちょっとね。
たとえば SC-PX5VII の場合だと、macOS Sonoma のドライバなどがまだないので、一般設定とサプライのレベルを見ることしかできません。

macOS Monterey だと、一般設定とサプライのレベルだけでなく、オプションやユーティリティも表示され、操作が行なえます。
ないと困るんですよねこんなもの。



そういえば macOS Ventura だと EPSON のドライバーは調子悪かったですし、macOS Sonoma 向けの EIZO ColorEdge のソフトウェアやドライバの対応リリースもまだですし、そのへんのことはやっぱり枯れた macOS Monterey もしくはユーザーの多い Windows の環境に留めておかないとまるで駄目ですね。
OpenCore Legacy Patcher

追記:macOS Sonoma の一部の Broadcom WiFi カードとグラフィックスの問題のバグ修正リリース、OpenCore Legacy Patcher 1.0.1 が来ています。
macOS Sonoma を起動すると、自動的にこんな表示がされる親切設計。

ダウンロード、インストールして必要なパッチを当てて再起動すると完了です。


OCLP 開発の努力のおかげで、Mac Pro 5,1 (Early 2009) でも macOS Sonoma は普通に動いてくれますね。
AMD Navi が使えるようになったら嬉しいんですけどね。
あと、どこからどう漏れたのか知らんけど、LINE やら Yahoo! やら好んで使う特定のひとりの人にだけ教えていた特定のメルアド・共通ログインパスワードに紐づいたものだけが見事にこうなっちゃってますが、こういう状況も把握しやすくて、最近の OS やブラウザの機能はいいですよね。(そういう泳がせ方とか良い子は真似しちゃダメです)

既存のハードウェアをセキュアな環境で最大限に活用する持続可能なソリューション、よい感じ(しらんけど)
そんじゃあね〜…(´・ω・`)
はじめまして
MacPro2009をSonomaにしたらBluetoothが使えなくなり
モジュール変えたらいけるかな?と、ネットの海を漂い、こちらに辿り着きました
過去記事でWifi6…とあったので、もしかして???
いかがでしょうか、Bluetooth使えてますか?(藁)
宜しく御教授下さい。
そうなんですよ、うちのSonoma で起動させている MacPro2009 は miniPCIeにインテルのWifi6を突っ込んでまして、USBへルーティングするパーツなどは一応購入はしてあるもののまだなにもせず放置してありますので、いまのところSonomaで起動するとMacむけのWifiのハードやドライバやパッチがない状態となるため、そのままだとWifiは使えていないわけです。
で、一方、MacPro2009のもともとのロジボにあるBluetoothをそのまま放置してある状態なので、そっちはOCLPのレガシーパッチが当たっているため、Sonomaで起動したときにBluetoothは普通に使えています。
で、Windows11で起動させるとインテルのドライバがあるので、Wifi6もBluetoothも使えていますが、MacPro2009のもともとのロジボにあるBluetoothがそのままなのと、miniPCIeのインテルのWifi6のUSBへのルーティングがされていないという状況なので、MacPro2009のもともとのロジボにあるBluetoothが実行されています。