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ダークモードを強制する方法など(Intelチップ搭載 Mac のみ)

外観モードの切り替えがうまくいかない場合
ちょい古めの Mac に OpenCore Legacy Patcher などを使って最近の OS を入れてみたものの、外観モードの切り替えがなぜか上手くいかない場合があったり、あるいは OS のアップデートの拍子なんかをきっかけになぜかうまくいかなくなってしまった、というようなことがどうやらちらほらあったりするようですね。
Mac に限らず、iPad などの iOS デバイスでもこんな事が起こっていたりします。

32bit OS の頃は OnyX なんかを使って、故意にインターミディの設定にできたりもした時期が一瞬ありましたが、それと同じような感じで、システム環境設定の一般から外観モードを選んでみても、メニューバーやドロップダウンメニュー、Dock の色は替わっていても、Finderウインドウやアプリケーションのウインドウには変化が起こらない、なんていう状態みたいです。

あと、そもそも OS のインストール時に GPU に GeForce GTX を使っているとはじめから外観モードの切り替えに問題が存在しなかったのに、インストール時に AMD Radeon を使っていると、ビデオカードによっては外観モードの切り替えにはじめから問題が発生していたり、あるいははじめからそんな症状はなくて、普通にうまくいっていたりなんていうまだらな話もちらほらあったりする様子。

OSX のアクアの時代からちゃんとグレーなグラファイト GUI スキンが用意されていた Apple なのに、今になって外観モードがちゃんと任意で選べないのは困ったことだし、別に気にしない人はどうでもいいんだろうけど、もし色を触るようなことをやっている人の場合、生白くて眩しいライト画面はできれば避けたいだろうし。

最近のデフォルトのそもそも気の狂ったような色に色覚が引っ張られるような、作業環境としてなんのメリットもないクッソうるさい色使いのデスクトップピクチャやらそんなバカみたいな状態って論外なんで、そこらはさっさとクリエイティブ作業環境の標準にカスタムしておきたいですよね。

とはいえ、はたしてこれがシステムレベルの問題なのか、ユーザーレベルの問題なのか、パーツなどのハードの固有の問題なのかを調べるために、わざわざ一旦新しいユーザーアカウントを作成して、そのアカウントでログインしてみて、そのユーザーだとちゃんと切り替えが動作するのかどうかを確認してみたりだとかは手間だし、OpenCore Legacy Patcher の boot menu から 起動させる OS を選んで Cmdキー + S のセーフモードで黒バックに白文字の羅列をしばらくの時間見続けたり、それがまだ進行中なのに止まった・固まったと思ってキーボードをガチャガチャさわっちゃったみたいな、面倒だったり、よくわかっていのに心臓に悪いことはやりたくないんじゃ、って場合はどうすればいいのか?

※(画面が止まった・固まったのか、あるいは進行中なのか不明なときは、キーボードをガチャガチャやるまえに、まず caps lock を押してみて、それで緑のランプがつけばまだ進行中なのでもうしばらく放置しておきましょう)


外観モードの切り替えがうまくいかない場合の解決策
…てことで、外観モードの切り替えがうまくいかない場合の解決策です。
使うものは、ターミナル.app だけです。

※(ただし、起動するたびに自動的にリセットされる Apple Silicon だとこの方法は使えませんので、以下は Intelチップ搭載の Mac のみに限ったお話です)


1.ターミナルから「ダーク」を強制してみる
defaults write -g AppleInterfaceStyle -string Dark

コマンドの実行後は、必ずログアウトして、再ログインしてください。
さて、どうなったでしょうか?

ただし、これだけでは一発でうまくいかないケースもあるようなのです。
その場合は、続けて以下のことを順次やってみると改善されることがあります。

後で「自動」に切り替えたい場合だって当然あるだろうし。

2.「自動」切り替えを追加してみる
defaults write -g AppleInterfaceStyleSwitchesAutomatically -bool true

同じく、コマンドの実行後は、必ずログアウトして再ログインしてください。
さて、どうなったでしょうか?

ここまでやってまだうまくいかない場合
その場合は設定を保存したファイルがそもそも破損している可能性があるので、一度それを削除してみましょう。
でも大丈夫、ログアウトして再ログインすると、どのみち自動的に新しいファイルが作成されるため、ファイルを削除してしまっても問題はないのでやってみましょう。

3.GlobalPreferences.plist を作り直してみる
rm ~/Library/Preferences/.GlobalPreferences.plist

コマンドの実行後は、必ずログアウトして再ログインしてください。

そこからさらに再起動またはシャットダウンさせて起動も可。

さて、どうなったでしょうか?
たぶんスッキリうまくいったことだと思います。

EPSON Software Updater.app や Adobe DNG Converter.app のように、もともとダークに対応されていない感じの一部のアプリのウインドウは、いまのところ外観モードを切り替えても真っ白のままかウインドウのツールバー部分の色くらいしか変わらないですけど、そういうもの以外は外観モードの変更が即時反映されるようになるでしょう。

うまくいった後の状態
このとき注意する点がひとつあって、Finder 環境設定の「すべてのファイル名拡張子を表示」のチェックマークなどが自動的に外れてしまったり、システム環境設定のマウスのスクロールの方向が勝手にナチュラルにチェックマークがはいったりなど、初期状態に戻される項目が出てきたりもするので、そこらはまたもとの自分の使いやすいように戻しておいてください。
わざわざファイル名拡張子を表示しないなんて、何なんやろって感じですけどね。

で、ちゃんと動作するようになればこうなりますね。
ex. macOS Monterey

ライト


ダーク


自動(時間帯によっておまかせになる)


たぶんだけど、いきなり3番目の.GlobalPreferences.plist 削除で、だいたいは一発で治るんだろうなあ、とは思いますよ、しらんけど。
なんでかっていうと、うちの場合もインストール直後からですが、2x 3.46 GHz 6コア Intel Xeon に RX580 の組み合わせだと最初から Finderウインドウの色だけうまく切り替わらない症状が出て、そこからビデオカードだけ 5700XT に載せ替えても結果は一緒で、2x 3.33 GHz 6コア Intel Xeon に、同じ RX580、あるいは GeForce だと macOS Monterey でも macOS Ventura でもインストール直後からまったく問題なしの正常動作で、外観モードの切り替えも普通に出来ている感じに実際なったりもしました。

こうなると、CPU のクロック以外のハードの構成がほぼほぼ同じなのだから、外観モードの切り替えが不調になってしまう直接の原因というか、意味がよくわからないですよね。
で、結局は 3番目の .GlobalPreferences.plist の削除がクリティカルに有効で、それできれいに解決できているため、どうやら GPU の種類とかは関係なかったみたいでいまはどの環境も全くの無問題になっています。

外観モードの切り替えの不調で困っている人は是非試してみてくださいね。

そんじゃあね〜…(´・ω・`)

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