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XF35mmF1.4 R に戻ったったの世界

チラっと戻してみたよ(´・ω・`)

XF35mmF1.4 R と XF35mmF2 R WR は同じ画角でも開放値も違えば MTF特性曲線もかなり違うレンズなので、違った描写をします。

てことで柔らかさやアウトフォーカスの繊細さを求めるなら XF35mmF1.4 R。
そんかわり、同じような条件で撮ると XF35mmF2 R WR と比べて色収差が少し大きめで解像は少し甘めになる印象。

NŌEN で珈琲飲みながらすげ替えてみる、戻してみたらこんな感じ。

かさ源のウインドウ。
AF でピント面は提灯の文字、そこ基点のいろいろなものの距離でこういう感じのボケ。

西日で朱色が赤っぽくみえるグラデーションになってた西楼門。

反対側の様子はこんな感じ。

八坂神社は中国人でいっぱいいっぱい。
昼間は神の気は消え、お参りとかいう雰囲気は微塵もない。
それどころかいろんなものを焼いた臭いが混じって悪臭や腐臭がする。
中国人専用飲食付き休憩公園みたいなもの。




小さい桜の所、もう少し後ろに下がりたかったんだけど、後ろもいっぱいいっぱい。

暗くなりはじめる。

帰り道、傘の先に適当に AF してみた。
XF35mmF1.4 R は XF35mmF2 R WR と比べたらやっぱ AF は少しトロいです。
そしてモーター音が「ガガ」っていう、でもそれは DCコアレスモーターの音で壊れているわけではない、全群繰り出しの凝ったレンズだから AF なんておまけというか、それがなかったとしても描写の満足感は高いレンズ。
これで羽絞りが10枚くらいならな〜とか、ピントリングの動きが軽すぎなければな〜とは思うんですけどね。

XF35mmF2 R WR はインナーフォーカスでかつ位置検出が不要なステッピングモーターなので AF 動作は静かで速い、そして防塵防滴なのに小型。
だけど XF35mmF1.4 R はだいぶ描画の性格が違う。


XF35mmF2 R WR を開放で使った時と、XF35mmF1.4 R を F2 に絞ったときの絵も輪郭の柔らかさとかアウトフォーカスのきめ細かさは違う印象で、XF35mmF1.4 R は非球面が一枚だからなのか、ボケ方もクリーミーで繊細なものになる感じで、マクロの場合は特に差が出るというか。

ズラのズレ加減が怖さを醸してますけど、XF35mmF1.4 R の絞り開放はこんな感じ。
こういう距離感であんまり動かないもを撮るんだったらそもそも MF でいいかも。

XF35mmF1.4 R の描画は Voigtlander Nokton 50mm f/1.5 Aspherical に似てるのかなー、そんな気がします。

 


35mm の画角(というかほんとは焦点距離だけど)が好きな人は 23mm おすすめ。

XF35mmF2 R WR は非球面が二枚。
そして、X-­Pro2 の高速コントラストAFの恩恵を享受できる数少ないレンズ。
まあいうても夜の四条や先斗町で X-­Pro2 との組み合わせで使ってみましたけど、やっぱり夜は高速コントラストAFも頼りなさすぎ、マニュアルフォーカスにしたほうがいいですね。

開放で使ってもわりとパキッとくっきりした描画なので、コントラスト高めのモノクロームやら粗い粒子感を強調するようなラフモノクロームだとか、シルキーさを出さない感じ専用で使えばいいのかも。
両者の違いはしっとり系か、はっきりくっきり系の違いというかそんなところ。
開放からシャープなぶん、XF35mmF1.4 R と比べると気持ち硬めな感じの雰囲気。

XF35mmF2 R WR は XF35mmF1.4 R とはちょっとちがう。
こんなもん同じようなもんだろって感じで XF35mmF1.4 R のようなつもりで AFまかせで使うと、ボケ方のざらつき感の違いやコントラストや輪郭の強さの違いが案外目立つ感じ、F1.4 R のナローさもほとんどない。
いい意味で分離感も少しだけ強い感じ、ボケを利用する絵作りをするとほぼ関係ないし気にならなくなるんだけど、MTF特性曲線を見ると周辺の荒れて行き方は XF35mmF1.4 R と比べて随分大きい、そこらが全然違うところ、でも、値段考えてみてください、どちらもいいレンズだと思います。

あと、絞っても昔のズミルックスやズミクロンのような劇的にわかりやすい解像感の変化なんかは起こりません、光の量やぼかし方の程度の調節くらいな感じで。
(開放からF4あたりまで絞っても、それで解像感が劇的に変化したような印象にならないのは、「大口径なのに開放からシャープ」の、そのシャープの度合いがほんとうにシャープだからってのと、もしかするとレンズのスイートスポットそのものが大きいのかも?)


XF35mmF2 R WR のボケ方はわりと大胆で、コンデジっぽいようなケバさ派手さを出したくないときは AFまかせでなく、絞り値をいつも自分で決めた方が予想外のことにはならずに済むというか。



23mm版の XF23mmF2 R WR (35mm判換算:35mm相当)もきましたので雨天時のサブで購入しました。
6群10枚(非球面レンズ2枚)、サンプル画像をみる限り、画質は XF35mmF2 R WR とほぼ同じような感じの画角違い。
発売予定日はブラック:平成28年10月6日(木)シルバー:平成29年1月
それと別売の金属製スリット付フード「LH-XF35-2」にもやっとシルバーが追加されるようで、いい感じ。
このシリーズ、もう直ぐ50mm(換算75mm)のも出るみたいですよ。



X-Pro2 使うともっといいよ…(´・ω・`)

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